a) 企業 見かけ上収益が無いようにしたり、独占する必要は無いけど進んでほしい研究分野がある企業です。 利益相反の問題もありますが、研究者側で辞退したり、もしくはちゃんと宣言すれば問題ないでしょう。
b) 税金を減らしたい人 各種控除後の所得に税金がかかるため、税率が変わった人はできれば、下の税率のグループに戻りたいはずです。そういう人たちが下のグループに入るための分だけ寄付してくれるでしょう。その際、どの研究が良いかじっくり見てくれれば科学に対する理解も深まりますし、研究者側も理解できるモノを書く必要が出てきます。
c) 扶養家族で居続けたい主婦 現行制度では103万円を越える収入を得てしまうと、扶養家族ではいられません。そのため、あえて仕事をセーブして働いている有能な主婦がたくさんいます。この制度を廃止すべきという考え方もありますが、150万円分働いて25万寄付することで最終的に所得を100万円に抑えつつ、実質的に得られた賃金を125万にすることが出来ます。300万なら100万円寄付して、残るのは200万、申告は100万の扱いです。 こうすることで、本人が望む金額で扶養家族から離れて独立できるようになります。 この制度の一番のメリットは潜在的に眠っている有能な主婦の力を利用できることです。