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多分、これから書くことって、私のお父さんとかお母さん、怒るかな?「なんで、そんな事書くがけっ!!」(富山弁:なぜ、そんな事書くの?の意)でも、別に近所の人が見るわけでないのでね。勘弁してね。トリニダードの友人が、言った。“悪い事は4度続く”と・・・。聞いた時は、私の祖母が入院した頃だったから、なんて恐ろしい事を!まじかっ?!これ以外に、4度も悪い事が起こったら、私、悲しみに押しつぶされて死んでしまうわっ!と、思った。本当に、4個続いているので、ここに列挙しようと思う・・・。厄落としになるかもしれん。1)祖母との永遠の別れこれについては、もう書く事はあるまい書けば書くほど、苦しくなる2)父の入院祖母の死は私にとって、本当に苦しみでしかないものだった。でも、祖母が亡くなったその日や、お通夜、お葬式、何度も考えた事がある。父の悲しみ。実母を失うその悲しみは、私の悲しみよりも、深いのではないかと。でも、始終涙を見せずに、もしくは見せまいと過ごしていた父。祖母が病院で息を引き取り、家に戻ってきた。たくさんの人が祖母の顔を見に、お線香をあげに、その当日から来てくれた。私は、その弔問の人たちを見ては泣くばかりだった。その人たちを見るとまた祖母を思い出すのだ。祖母が仲良くしてもらっていた人たちばかりだから。父と一緒に一人の弔問の人を迎えた後、一人家の外に出た父。私たちに背を向け、涙をハンカチで拭っていた・・・。私はその時、ようやく、「父の悲しみ」に気づく事ができた。まるで、自分一人が悲しいような気になっていたのではないかと。そして、お葬式の朝、まだ弔問の方々が集まる前、祖母の入っている棺と、祭壇を前に、一人、ぽろぽろ泣いていた私。父が来て、「千春の顔を見ると、涙が出るから、見ちゃだめだ。」と一言。本当は、泣きたいんだろうな、こらえてるんだろうな、お父さん・・・。泣ける私がいかに楽か。涙ってストレスを発散させると言うことが、以前何かのTVでやっていた。涙の成分からもそれは科学的に立証されると。泣きたいのに泣けないって、どんなにつらいことなんだろう。そのくせ、私は悲しみにかこつけて、お母さんや、ダーに頼ることがたくさんあった。お母さんや、ダーに手をとってもらえないと、立っていられなかったのだ。貧血みたいになって、席を外してしまったり・・・。私には見ていられない場面が、祖母が亡くなるその瞬間より、葬儀と言う儀式においてたくさんあった。嗚咽して泣きたかった。でも、それが出来なかった時、倒れそうだった。あっ!違う。トピックが違ってきた。そう、それで、父も無理していたんだろう。十二指腸潰瘍で入院してしまった。もっと早く病院に行っていれば、通院で済んだのに、下血や吐血が起こってからだった為、即入院となってしまった。母から「私、もう疲れました・・・。お父さんが入院したの・・・」と力ない電話を受けた時、また、サーッと血の気が引いた。幸い、悪いものではないので、今は退院して、「お酒がおいしいです」と父からメールが来る。 3)交通事故父が入院したので、私も週末を利用して富山に帰った。そこで、母が運転して、私が助手席に乗っている車で、母が事故った・・・。幸い誰も怪我もなかったので、良かった。母も随分と精神的に参っていたので、疲れがどっと出たのだろう。母もかわいそうだ。お嫁に来たとは言え、実の父母より長く過ごした義母を失い、私以上に、葬儀が終わった後も、祖母の話をしては涙を流していた。そこへ来て、父の入院・・・。相当なパンチだ・・・。そりゃ事故も起こす。4)叔母の病状私には2人の叔母がいる。叔母が2人と言うと少ないと思う。父も母もそれぞれに一人兄弟がいるだけなので、叔母は2人。その内一人の叔母が、病に倒れている・・・。私とダーの結婚式に出てくれた、その時はまだその病気には気づかずにいたのに。元気にしていたのに・・・。あれから3年。叔母の現在の病状は、祖母が亡くなる時と同じになっている。まだ50か、51歳だ。私の母より1つ若い。どうしてなんだろう・・・。何も悪いことひとつしていない人が、その若さでそんな病気になるなんて。理解できない。神様っているのか?!私も、祖母のお見舞いに富山に帰った時に、何度か顔を見に行ったが、気丈な人で、つらいのに、つらさを全く見せないのだ。見るからに、痛みや、苦しみがあるのは分るのに、それでも辛いと言わない。問題はその叔母の息子(私にとってはいとこ)の一人が、全く叔母の顔を見に帰らないことだ!私は、はっきり言って怒っている!親が連絡しても、電話には出ない。私がメールをしても、答えない。なんだと思ってるんだろう、母の存在を。ある時、ようよう堪忍袋の緒が切れて、メールに書いた。「誰のおかげでこの世に生まれてきて、好き勝手やって、その大好きな彼女と楽しく過ごしてられんの?痛い思いしてあんたを産んでくれたお母さんのお陰やろっ!そんな人の大変な時に顔を見せることも出来ん人ってどうなん?」って。それでも、あいつは帰ってない!私はあの人と血が繋がっているとは思いたくないくらいだ!私の母は、私の顔(姪の顔)でも見れば元気が出るかもしれないから、と言うので、何度も会いに行ったが、(もちろん私だって顔を見て、見せて、ちょっとでも元気になってもらいたいと思ってした事だ)やっぱり、子供ってのは、ぜんぜん違うと思う。だから、彼に帰ってもらいたいのに。彼は帰ってくれない。なんなんだろう、一体。私だって、私の顔を見て叔母が元気になってくれるなら、私はいくらでも、時間を費やしたい。でも、実の子供にはかなわないのだ。それを彼は全く分っていない。今も、電話をして見たが、留守電になっていて出ない。。。何なんだ、本当に・・・。
May 28, 2004
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