ダンナは後になってから、あの時ああだったこうだったと言うので、この時も、ダンナの考えがまったく分かりませんでした。

M男たちは、私を非難はしても罵倒はしなかった。
もし理不尽に罵倒をされていたら、
「そこまで言うなら、引きとりゃいいじゃん」って言っていたかもしれません。
(2006年02月01日 02時22分24秒)

戦いの火蓋  (私の過去日記)

戦いの火蓋 (私の過去日記)

2006年01月31日
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しんっと静まり返った。


それまで黙ってタバコをふかしていたダンナが口を開く。



「オレもさ、コイツはまだよく世間を知らないな…とは思うよ」



それを聞いてM男は、はんっと笑うと、



「結婚しているんだから、若いとか世間知らずだとかいうのは理由にならないだろ」



勝ち誇った顔で言う。ダンナはまた、考え込むように黙ってしまった。


…今のは、かばったつもりだったのかな。





そのとき、今までずっとおとなしくしていてくれた息子君が「あーぅだーぅ」と言い出した。


息子君は、こう、目が合ったりすると、愛くるしい顔で「あぅー」としゃべりだすことがあった。


私は息子君のほうを向き、話す言葉にうなづいていた。










「この短いあいだに、どんだけのことがあったの、分かるか?

 俺たちはな、話し合った思んだよ。

『いくらお袋が悪かろうが、そうじゃなかろうが、

俺たちだけはお袋の味方でいよう』


 お袋の言うことだけを信じ、

 お袋の言うことだけが真実で正しいと思うことにしたからよ」



そう言い、ダンナと私を睨むと、



「アニキの家の年長者は誰だよ! お袋だろうが。

 今はアニキが働いた金で暮らしているけど、

 誰が今まで育ててきてくれたと思っているんだよ。

 お袋に感謝することも忘れて、いい加減なことしているんじゃねぇ」




そう、言い放つ。





ダンナは、相変わらずバカバカとタバコを吸っていた。


空気清浄機がついているとはいえ、


ダンナとM男がバカバカとタバコを吸うせいで、空気は悪かった。



赤ちゃんがいるのに、どうしてこんなことができるんだろう…なんて、ちょっと思っていた。






ダンナが口を開く。


「俺はコイツに、甘かったのかもしれないな…」



私はダンナを振り返り、言葉の意味を理解しようとした。


おもむろに、M男が言った。




「いつでも俺たちは、

 お袋を受け入れる準備ができている」






決め台詞のように、久しぶりにこの言葉が出た。






「A子もちゃんと分かっている。

 お袋が来ていてくれると、いろいろと手伝ってくれて助かるって言っているしな」



そうしたら、A子が言う。



「そうだよ。

 遊びに来ているとき、階段の掃除をしてくれたり、

 お洗濯の取り込みを手伝ってくれたりと、本当に助かるんだよ。

 どうして、あんなにいい人を邪険にするのか、理解に苦しむよね」



ゆがんだ顔で、私をにらみつけると、



「お義母さんが私に言うんだよ。

“自分はそんなに嫌な奴かな…” って。自分を責めていたよ。

 それなのに、あんたはなんなんだよ! 

 自分のダンナを産んでくれた人なんだよ! 

 自分のことばかり主張して、どうしてもっと大事にできないんだよ!!」



A子は付け加えた



「私はこの人と、好きで結婚したから、

 この人のお兄ちゃんの奥さんがこんな人で苦労したって、それはしょうがないけど、

 別にお義母さんは、好き好んであなたに来てもらった訳じゃないんだからさ、

 苦労することなんてないんだよ」



心の中は、もやもやしていて、なにも考えることができなかった。


M男もゆがんだ顔で言います。



「俺は言っただろう。 あんたらの結婚式 で、“お袋のこと、頼むな”って。

 そしたらお前は、“はい”って言ったじゃねぇか。

 俺があの時、“アニキのこと”って言わずに、

 わざと“お袋のことを頼む”って言ったのかが、何でわからねぇんだよ」



二人の顔は、醜くゆがんでいた。


人を軽蔑して、人の悪口を言うときの顔というのは、本当に醜いんだな…なんて思っていた。



…今の、この事態から逃げ出したくて、現実逃避をしていた。









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最終更新日  2006年01月31日 15時52分33秒
コメント(14) | コメントを書く


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四の五の言わずにさ  
とっとと引き取ればいいじゃん?

って、思うよ~! (2006年01月31日 17時07分01秒)

Re:M男夫婦の考え(01/31)  
ずっとね、追いかけて読んでいるんだけど、
そんな旦那と一緒にいても、幸せとは程遠いところにいるような気がします。

ドメスティックバイオレンスですよね。
旦那だけでなく、義弟にまで。

子供連れて、家を出れないのかな。 (2006年01月31日 17時51分37秒)

うわああああ  
のん&ねこ  さん
もうずっと読ませていただいたんですが
読んでて涙がでます;;

「何があってもお袋のいうことを信じる」

これで、話し合いも何もないじゃないって
怒りもこみ上げてきますね

A子さんの発言も
「同居したことないくせに、甘い考え」と
また怒りが上がってきます(同じ嫁同士なのに)
(2006年01月31日 19時44分00秒)

だんなさんまでが・・・・  
義弟さんの言い分を信じるって悲しすぎる。
一緒に住んでて何を見て何を聞いているんだろう。
いっしょになって自分の嫁を非難するなんて。
これじゃ本当に我慢のしがいのない同居です。
いっそ開き直って私には勤まらないからどうぞ引き取ってくださいといったら殴られるかしら?
それを目の前で見てもだんなさん冷静に当然だろうと言うかしら? (2006年01月31日 20時01分23秒)

Re:M男夫婦の考え  
なぜ? さん
なんて兄弟だ?ウチの兄貴達もその嫁達もかなりアホだと思ってたけど…まだマシかしら?
ちなみに我が家の兄達3家族、両親の事は無関心。日頃どころか正月の挨拶も無く、家に来るときは自分達の用事がある時のみ手ぶらで来て沢山持って帰ります。ウンザリしてます。でも兄達が来る事を喜ぶ両親を見ると何も言えません。
お宅はお母さん大事に思ってる所だけは人間的かも?許せる兄弟ではないけど… (2006年01月31日 20時29分00秒)

若いから  
fufu1988  さん
って世間をしらんのか?
お前らの方がよっぽど世間をしらんすぎ!!
黙れM男。
(2006年01月31日 22時57分37秒)

ぱきらちゃんさん  
私もずっとそう思っていました。
引き取る準備はあるって口では言っているものの、実際はそうしないんだよね。
とにかく、ずっと世間体を気にしていたよ。
(2006年02月01日 01時17分25秒)

るんたった3454さん  
ダンナはいつも一言足りない人でした。
きちんとした橋渡しをしてくれないが為に、過去、私と姑との溝が深まったこともありましたね。

子供と××した話は、また、後ほど。 (2006年02月01日 01時33分26秒)

のん&ねこさん  
お袋がすべて正しいんだ! って言い切っていました。すごいですよね。
私を悪者にして、自分たちは仲良しこよしでしたもの。

A子は自分たちの結婚式の後、家が出来上がるまでの約1ヶ月間、姑と同居しています。
窮屈でも、1ヶ月すれば二人っきりの新婚生活が待っているんだもの。
うまくいくように勤めるだろうなって、意地の悪い私は心の中で、そう思っていました。
(2006年02月01日 01時57分17秒)

モグちゃん8704さん  

なぜ?さん  
早くに父親を癌で亡くし、母親が1人で育ててくれたので、その辺の恩をM男はかなり感じていましたね。

お兄様たちは、人のいいご両親に甘えちゃって
自分たちは忙しいのを理由にして、あいさつもおざなりにしちゃっているのかな。
身内でも、節度のある行動は心がけてほしいものです。
ご両親を心配していらっしゃるなぜ?さんは、本当に心優しい方ですね。
(2006年02月01日 02時44分54秒)

fufu1988さん  
私に100パーセントの完璧な嫁を要求していたように思いましたね。
じゃあ、あなた達は私の年のときに出来たのかって言いたかったです。
(2006年02月01日 02時53分25秒)

Re:M男夫婦の考え(01/31)  
goo0320  さん
はじめまして。
通りがかりに読ませていただきました。

M男夫婦に引き取ってもらいましょう!!
そんな偉そうに断言してるなら、じゃぁその方が
お義母さんも喜ぶと思います。とか言って。。。

M男ほんまにウザイ!黙れ!って感じ(-"-#)
私なら、思い切り言い返して家を飛び出してます!
(2006年02月01日 03時44分50秒)

goo0320さん  
初めまして コメント、ありがとうございます。

M男は引き取ることを匂わせながら、実際には引き取ることはしないんです。
いろいろと思うことがあったけど、この時の私は、黙って従っていました。
(2006年02月01日 09時27分16秒)

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