2009/04/01
XML
カテゴリ:


長文ですよ~!


3日前の日曜日の夜6時半頃、
玄関のインターフォンが鳴って
私はミシンを踏んでいる最中で手が離せなかったので
夫に出てもらいました。

夫「はい・・・はい・・・
  え?○田さんですか?
  ちょっと待ってくださいね。」


  このマンションに居るかって。知ってる?」

私「○田さん?知らない。」

夫「京王百貨店の人らしいんだけど。
  その人のことでyukoに聞きたいことがあるって。
  ○藤って女の人。」

私は結婚する前に京王百貨店で9年半働いてましたが
○田という名前の男性は居ませんでした。

何だかよく分からないままインターフォンに出たら

彼女「あの~・・・え~と・・・」

私「どうしました?」


   あの・・・ちょっと・・・
   出てきていただけませんか・・・」

話が長くなりそうな予感がして嫌だったけど
仕方なく玄関に出ました。

黒のスーツを着たOL風の女性は

もじもじした後やっと口を開いたと思ったら
沈黙になったりして埒が明かないので

「○田さんという人は私は知りませんが、
私を訪ねて来られた理由は何ですか?」

暫く沈黙が続いた後、やっと話し始めた彼女。

彼女は、○田○二という男性と同棲していて、
数ヶ月前に彼の子供を身ごもったらしいんです。

でも彼に子供を降ろして欲しいと言われて
泣く泣く降ろしたらしいんだけど、
その辺りから彼の態度が変わってしまって
自分に何か隠し事をしているんじゃないかと不安になって
彼が隠していたアルバムやビデオ、アドレス帳、
手帳をこっそり覘いてみたそうな。



玄関に出て20分位経ったかしら。
北風が通り抜ける通路で話す彼女の鼻は赤く、
私も寒くてガチガチ震えてきてたところに
夫が、家の中に上げてやれよと言うので
夕飯の支度しなきゃならないのに・・・(ーー;)
と思いながらも仕方なく、上げてあげました。

ダイニングの椅子に座ってもらって
夫は仕事部屋へ。
熱いお茶を入れて話の続き。

だれ?
img
(イメージ写真)


彼女が言うには、
アルバムに複数の女性と一緒に映っている
写真ばかり貼ってあって、
その中には金髪女性やフィリピン女性との写真も。
ビデオには数人の女性と観光地で撮った映像や
中には如何わしい映像まであったそうな。
(ーー;)気持ち悪っ。

年期もののアドレス帳も殆どが女性の名前。

で、

そのアドレス帳の1ページ目に
なんと、私の名前(旧姓)と現住所が載ってたんですと!

そんな人、私は知らない。
誰よ、誰なのよ!
○田○二って、滝○賢○って、
一体誰だぁ~~~っ!!!

でもそれはちょっと今置いておいて(置いとけないけど!)
私に会いに来た理由を聞いたら、
彼にアルバムやアドレス帳を見てしまったことを話したら、
それから暫くして彼が2ヶ月前に突然
荷物ごと消えてしまったんですって。

それで私が彼のことを知っているんじゃないかと思い
訪ねてきたらしいのです。

彼の写真は?と聞いたら
写真を保存してある携帯を忘れてしまったと言って
バッグの中身まで見せてくれました。
(--)詰めが甘い。

その頃、暇なミィはリビングで。
img
(イメージ写真)


彼は京王の社員で年齢は52歳。
身長170cm位、中肉中背で黒ブチの眼鏡、髪型は普通。
前の奥さんとは死別、女の子供が二人いる。
知らん!
どう考えても、そんな男は知らん!

彼女は、私が嘘をついていると思っているようで
始終「ご主人に聞こえては申し訳ないんですけど・・・」
と仕事部屋の方をチラッと見ながら
小さな声で私に色々聞いてくるわけです。

まぁ、アドレス帳に載ってる訳だから、
疑われるのも無理はないけど
海はお好きですか?
伊豆の弓ヶ浜へは行ったことがありますか?
昔はぽっちゃりしてました?
とか聞いてくるので
段々イライラしてきた私。

だって本当に知らないもん!!!

img
(イメージ写真)

私「海は好きだし弓ヶ浜も行ったことはあるけど
  その人とは行ってないし、第一全く知らない人です。
  あなたの言い方だど、まるで私が写真やビデオに
  いたみないな感じですよね?」

彼女「う~~~ん・・・yukoさんて
   日本人離れしたお顔立ちしてらっしゃいますよね。
   彼はロシア人やフィリピン人とのお付き合いも
   あったようなので・・・
   でもきっと違いますね。
   あと、たぶん日本人だと思いますが、
   遠くから撮っててはっきり見えなかったので・・・
   二人でビーチボールで遊んでるんです。
   それとか、パラソルの下で二人で会話してるのとか。」

私「私なんですか?」(もう何言ってるんだか、私も)

彼女「ん~~~・・・」  

彼女「お正月にどこか初詣に行った写真もあったんですけど
   失礼ですが、赤いコートはお持ちでしたか?」

私「買ったことないです。」

彼女「あと・・・ベージュのワンピースを着た人の
   写真もあって・・・」

私「私ワンピースって着ないです。」

彼女「居酒屋とかで働いたことありますか?」

私「ないです。」

もう、いい加減にしてよっ!

私「どんなに聞かれても、どれも私じゃないですから。」

img
(イメージ写真)

私「今日初めてお会いしたあなたから
  知らない男の人の話を聞かされて
  私は知らないと何度も言ってるのに
  ずっと疑って聞いてます。
  何を聞かれても知らないものは知らない。
  でも、それがもし本当に私だったとしてもですよ、
  あなたは私に一体何を求めたいんですか?」

彼女「・・・・・」

私「私だって、その人が誰なのか気になるから
  京王で働く友人に聞いてみます。
  あなたの連絡先を教えてください。」

彼女「でも・・・万が一、京王で話が広まってしまっても
   困るし・・・」

その後も連絡先をいくら聞いても教えてくれない彼女。
もういい。
早く帰って欲しい。
お腹ペコペコ。

その後、彼との思い出話が始まりました。
彼女も相当変わってる。
そうそう、私の前に、アドレス帳に載っていた
別の女性の自宅も訪ねて、不在だったらしいです。

見た目全然すれた感じではない
色白で可愛い顔した30代前半のOLの彼女。
彼とはどこで知り合ったのか聞いたら、
夜にスナックでアルバイトしている時に
よく飲みに来てたんだそう。

ふ~ん、夜飲み屋で働くような人には見えないけど
やっぱり人は見た目じゃないのね。

私「とにかく、これ以上話を聞いても 
  私に出来ることといったら
  友人に聞くことだけです。
  でもあなたは連絡先を教えてくれないんだから
  どうすることも出来ません。」

彼女「すみません・・・」

img
(イメージ写真)

私「きっと全ては嘘。
  彼の名前も年齢も、奥さんとの死別も。
  だから色んな物を見られて消えちゃった訳でしょう?
  もう諦めなさいよ。」

彼女「そうですね。多分私、騙されてたんですね。
   子供を降ろしたことで傷ついてるのに
   突然居なくなってしまって、 
   どうしたらいいのか分からなくなって・・・
   私、あまり友達がいないし、誰にも話せなかったんです。
   でも今日お話を聞いてもらって、
   少し気持ちが落ち着きました。
   もう諦めます。
   ご迷惑をお掛けして申し訳ありませんでした。
   ご主人にも宜しくお伝えください。」


8時半、お帰りになりました。


ぐったり。_(__)_


夕飯作る気力0。
夫とお茶漬けをすすりました。


彼女が話している向こうで、
ミィが必死にアピールしている姿が健気だったので
似た写真をイメージで載せてみました。

それにしても、アドレス帳にあった私は
○田○二にとって、どういう存在なんでしょう???
全く心当たりがありません。
かつてお付き合いしていた人も、
京王で一緒に働いていた男性社員にも
当てはまるような人が居ません。
でもどこかに存在する、私の旧姓と現住所を知る謎の男。
怖っ!

「世にも奇妙な物語」 のBGMを頭の中で流してください。( ̄∀ ̄;)

最後まで読んでくださった皆さん、
お疲れ様でした。m(__)m


バッグ2点 完成しました♪
他の形も作ってますので、お楽しみに♪(^-^*)





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2009/04/01 05:27:51 PM
コメント(17) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: