わが学童には二組の兄弟がいる。
実をいうザッキ~にも弟がいるのだが その関係性を見るにつけ いろんな形があるものだと毎回感心させられる
放っといても大丈夫なくらい自分で何でもこなす弟に対し
あれこれ心配して(自分を忘れ)世話を焼く兄ちゃんや
虎の威を借りまくってでも自分のポジションを確保し調子よく周りに可愛がられる弟に対し
マイペースに一生懸命やってるのだけど (同じく)自分を忘れ、ここぞというタイミングで要領を発揮できなかったりする兄貴など・・。
ま~ こうして書いてみると 下の子って案外 要領いいし逞しいし
対して上の子はおっとりしてマイペース、世話焼きだけどなぜか損しちゃうタイプが多いのかも

話は昨日のお迎え時間の1時間ほど前に
さかのぼる。
兄弟そろって別のテーブルで宿題にいそしむ
A(3年生)とF(1年生)
Fは登校の際に学校でかぶる学帽が
めっぽうお気に入りで
(部屋の中さえ)片身離さず頭の上にのせてる
そんなF。。油断をしたのか?かぶってた帽子をほったらかし&宿題そっちのけで
仲間に誘われるまま 遊びに夢中に
思わずザッキ~、それを拾って自分の頭にかぶって歌い始めた。
『はじめて はじめて はじめまして~♪』
※『おかあさんといっしょ』の曲ネ^^
とっさに(自分の学帽がとられたのかと思って)兄貴のAがザッキ~に近寄る。
それに気付き弟のFも飛んできた
カエルの兄弟、ジャンプをしてザッキ~の頭にある帽子をとろうとするが
いかんせん 身長が足りず・・・。
でもそこは運動神経のよいF・・数回目のジャンプにてなんとか帽子をGET
ここでいつものタイミング! と
ザッキ~、金八流に説教をし始める![]()
ザ:『F、先生 何度も自分の荷物はきちんとロッカーに・・って言って来たよな?』
F:『だって~ ぼく ちゃんとここにおいといたのに~』
ザ:『な~?置いとくっていうのは 自分のそばにしっかり置いておくこと、
何メートルも離れた場所にほったらかしにしといて゛置いといた”とは言えないぞ?』
ザ:『それからA!お前 自分の帽子じゃないって分かってからも何で先生から無理矢理帽子を取ろうとした?宿題やってたんじゃないのか?』
『いいかA、 いくら弟のためとは言え、手を出してはいけな時、口を挟んじゃいけない瞬間っていうのがあるんだぞ?』
『ザッキ~先生はお前らを笑わせにきてるおじさんなんかではない 』
≪ほんの少し口元がゆるむA≫
ザ:『みんながまちがったことをした時、正しい道を教えるために 学童の先生っていうのは いるんだ』
そんな風に怒った後・・A4の紙を半分にちぎり二人に渡し
Aには 「どうしてあの時、弟を助けようとしたのか?」 を
Fには「これから どうしたら 持ち物を落とさずにすむか?」という
ザッキ~あてのお手紙を書かせた。
短い文だったけど 彼らなりに一生懸命綴った反省コメントをみながら
AとFにこんな風に言った。
『Aよ・・大好きな弟でもお前が助けてあげれる限度があるんだぞ。
大事なことを教えるためには強い心をもって弟を突き放すことも大事なんだ。
それからF、やさしいお兄ちゃん持って お前よかったな・・。』
それを聞いたAの目には涙が
出会った頃は 片腕で飛行機やったり 膝に座らないと勉強しないくらい
ザッキ~に甘えてたAが いつの間にやらこんなに自分の気持ちでぶつかれる少年になって・・。
心も とってもやさしく イイ子に育ってる。
≪なんだか この記事を書いてるだけで胸いっぱいになってしまった
≫
別れのシーズンまでカウントダウン・・最後まで熱いザッキ~で向き合うつもり![]()
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