2019.06.03
XML
カテゴリ: マンション騒音

~軽量衝撃音と重量衝撃音~








こんにちわ、引越初心者です。

マンションのひとつ上の階に住んでいる住人の生活音、子どもの駆け回る足音、何か硬いものが落ちる音、家具の脚が床とこすれて起きる音などをはじめ、日常生活は多くの音に囲まれて過ごしている。わかっていても、たまには音が聴こえてくると、精神衛生上なかなか慣れないものなのです。

もちろん、上の階から受けたくない迷惑ですし、防音マットや防音フローリングを探しているとその性能表示に耳慣れない言葉があります。LだかHzだかたくさんのアルファベットが並んでおり、混乱する。

整理を兼ねてまとめてみました。

まずは、音に関する基礎知識 Hzと㏈


「音」とは、音源から発したエネルギーが空気中に振動(音波)となって伝わること。
音の波が、人間の耳に入り鼓動を振動させ、それが神経により脳に通じて知覚されます。音の波が1秒間に何回上下するかを数値にしたものを「周波数」といい、Hz(ヘルツ)で表します。人間の耳にに聞える周波数の範囲は、約20Hz~2kHz。周波数の少ない音は低音、多い音は高音となり、また 周波数が2倍になると1オクターブ高い音になります。
音の強さや大きさは音波の振幅に関係します。音のエネルギーの大きさと音波の振幅の大きさは物理的な量で把握されるもので、「音の強さ」と呼び、dB(デシベル)で表します。


騒音とは私たちが不快と感じ、取り除きたい音。市街地での騒音の大きさは60dB以上が多く、この状態では快適に暮らせません。騒音としてのレベルは自動車の警笛が110dB、地下鉄の車内が90dB、交通量の多い道路が80dBとされています。また 人のどなり声は地下鉄の車内と同等の騒音レベルの90dB、普通の会話は60dBとなります。
建物性能基礎知識より引用
http://www.house-support.net/seinou/oto.htm

空気伝播音と固体伝播音

●固体伝播音
床や壁など固体が振動して伝わる音のことです。
固体伝播音ともいい、人の声など空気が振動して伝わる音と区別されます。マンションの上階から伝わってくる、物を落とした音や足音などの床衝撃音、水道やトイレで水を流す音など給排水管を通して伝わってくる音も固体音の一つです

●空気伝播音
室外の車の騒音や集合住宅などの隣戸から聞こえる話し声などのように、空気中を伝わって、建物の壁や窓を透過して室内に伝わる音のこと。



遮音性能 L値とD値






また 固体音を遮断する能力を衝撃音性能と呼びL値(上階の衝撃音が下階で聞える大きさを示す数値)で表します。

L値の軽量衝撃音と重量衝撃音

●軽量床衝撃音 LL:レベルライト
床を通して上階から下階に伝わる「床衝撃音」のうち、スプーンなど軽い物を落としたとき、スリッパでパタパタと歩いた時などに響く、比較的軽めで高い音のこと。軽量床衝撃音の遮音性能(LL値で表わされる)は床の構造や表面仕上げによって変わってくる。

●重量衝撃音 LH:レベルヘビー
重量床衝撃音とは、床を通して上階から下階に伝わる「床衝撃音」のうち、人が跳びはねたり走りまわったり、重い物を落とした時などに「ドスン」などと響く、鈍く低い音のこと。重量床衝撃音の遮音性能(LH値で表わされる)は、マンションでは床のコンクリートスラブの厚みなどによって変わってくる。

日本複合・防音床材工業会によると防音フローリングの遮音性能はLL値であり、LHに関してはほとんど効果がないとされている。
防音直張り(じかばり)木質フローリングは、階下への音(軽量床衝撃音)を低減するものです。
階下への音が消えてなくなるわけではありません。
防音直張り(じかばり)木質フローリングは、床仕上げ材によって抑制出来る軽量床衝撃音(LL)の対策に重点をおいています。
重量床衝撃音(LH)はコンクリートスラブの厚さや建物の駆体の剛性など構造そのものに左右され、防音直張り(じかばり)木質フローリングでは和らげることは出来ません。
https://jafma.gr.jp/maintenance/m13/

結局、LLの対策をしても低い周波数の音つまりは重量衝撃音が防げないことが分かる。別途、防音マットや防振マットの敷き込みも検討の余地がありです。

重量衝撃音に対する対策


子供がはねたり、走ったりする重量衝撃音は、床への振動をおさえることで、階下への騒音を減らすことができるようですが、その防音性にも限りがあります。この重量衝撃音に対しての防音対策はこれといった抜本的な対策ではなく、しないよりはマシ程度に考えた方が無難なようです。そもそも重量衝撃音建物が建てられた時の設計図でほぼ決まってしまうようで、躯体の床スラブの仕様、厚さや、梁で囲まれた面積や、床スラブの種類でほぼ性能が決まってしまいます。
考えられる対策
〇リフォーム時に二重床にして、太鼓現象の起きない幅の空間を設けて、躯体と絶縁
〇床スラブ自体の重さや質量を増量させて、振動しにくくする
〇重量床衝撃音ダンパーを施工


参考
〇旭化成建材 ユカテック
https://www.asahikasei-kenzai.com/akk/pb/03/yukatech/floor/block2/heavy.html
〇住友理工 重量床衝撃音対策用ダンパー
https://www.corp.sumiriko.co.jp/assets/pdf/sound_damping.pdf







お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2022.09.16 05:26:19
コメント(0) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

Free Space

最近のテーマ


















にほんブログ村 住まいブログへ
にほんブログ村

Archives

2025.11
2025.10
2025.09
2025.08
2025.07

© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: