マスコミでは言えないこと。

マスコミでは言えないこと。

Dec 15, 2004
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これだけ「ネタ」が溢れている歳末にお休みしてすいませんでした。

ほぼ、日刊を目指しておりますがクリスマス号、正月号のチラシとある準公共団体のWEBサイトの年内公開とバタついており、発行できませんでした。

近頃「チラシ」を請け負うことは殆どないのですが、こちらのお客さんは独立以前からのお付き合いで、しかもこちらの広告・販促企画の全てを取り仕切らせていただいているので「別格」扱いにて、掲載イラストから全て私自身でゼロから仕上げまで行っております。

コンピュータによるデザインですので「肉体労働」ではないのですが、それでも「モノヅクリ」の部分では「物理的時間」が確実に要求されるので時間のやりくりに追われておりました。

さて、このお店は埼玉県南部で複数の店舗を営業しており、その店舗の売り上げ状況や地域性に合わせて、近隣の競合店との差別化が最大の販促効果を生み出します。

平たく言うと「他店に真似される店作り」ということです。

いつも「何か」を仕掛けて、その「仕掛け」を同業者がパクるという図式です。

お客さんがその「仕掛け」に「付加価値」を感じてくれれば成功。

何も考えていないお店というのは常に「猿まね」を繰り返しますが、これではいつも「後手」に廻って、最後は「値引き」に頼ってしまいます。



「価格競争力」は重要な戦力ですが、武器は多いに越したことはありませんし、同じ「価格」なら「付加価値」を持っている方が有利になります。

もっともこの「付加価値」づくりは「楽しい」のですが「ラク」ではありません。

そんなわけで、いつもこちらとの打ち合わせは長時間に及びます。

今回の歳末セールの打ち合わせを、先月末におこないました。
その際に、ある店舗の売り上げが「急上昇」しておりました。

あまりにも「異常な伸び」に理由を尋ねたところ、何とも「微妙な」表情です。

「実は・・・競合店が全焼になって・・・。」

『・・・・・』

売上が伸びたことは嬉しいことなのですが人様の不幸の上では、笑うに笑えません。死傷者ゼロだったことが唯一の救いです。

この競合店はいわゆる「何でも屋」で、ゲームから古本、古着など何でも販売していました。

そして、店舗の奥の方で売っていた「古着」についている「万引き防止タグ」を「ライター」で「焼き切る」時に、服に引火して、それが燃え広がり、結果的に「全焼」となりました。



犯人は逃げ出して、掴まっておりません。

実はこのお客さんの「本部」は、死者が出た「ドンキホーテ」の近くにあり、何度か行ったことがあります。

こちらも「放火」です。

「火付け」は重罪です。
許し難い犯罪です。


だって無関係の人も、ものも一瞬で無差別に被害を受けるんです。

「犯罪」は往々にして理不尽なものですが「放火」はその中でもグンを抜いております。

ところがどうでしょう?

昨日からマスコミの報道が「ドンキホーテ」に対して批判的です。

「圧縮陳列」
これにより延焼が拡がり、迷路のような店内で逃げ遅れた。

と。

この「圧縮陳列」は私は大嫌いです。

でも、この「圧縮陳列」が「ドンキホーテ」の魅力の一つです。

これは単位面積当たりの陳列数を増やして、お客さんに商品を選ぶ楽しみや「探す楽しみ」を与えようという「差別化」の一つです。

そして今回の「被害」にあうまで「マスコミ」はこぞって賞賛しておりました。

芸能人もキャスターもコメンテーターも

「渋谷のドンキにね・・・」や
「歌舞伎町のお店は利用したことありますよ」

などと言っていた人まで、

「いつも、行くたびに『危ない』と思っていた。」

と言いだす始末。

確かに今回被害者がでて、全国の「ドンキ」に消防署から「指導」がでております。
その点からも「万全」だったとは言えないでしょう。

しかし、少なくとも当該の店舗では受けた「指導」は「改善」していたといいます。
もし本当にそうであるならば消防署の「指導内容」に問題があったのではないでしょうか?

とはいえ「指導内容」を「強化」していくと、「差別化」のない、「お役所」みたいな店舗ばかりになります。

だって「絶対安全(もっともそんなものも幻想ですが)」で、「平均点」をとると「無難の中の無難」しか残りません。

まして、この被害に遭われた方が「客」ではなく「店員」で、断片的に伝わってきている話しでは「お客様誘導」をしていての悲劇と聞いております。

「課題」があったとはいえ一連の報道には偏りを感じます。

大体、お亡くなりになった方もおりますが「ドンキ」も被害者です。

最も許し難いのは「火付け」の「犯罪者」です。
この憎むべき犯罪者が火を付けなければ誰も死なずにすんだのです。

いつもは執拗に「犯人探し」を「喜ぶ」メディアが、「被害者」である「ドンキ」を「責める」報道に違和感を覚えております。

悪いのは犯罪者。

だけど泣くのは被害者。

そして犯人は一連の報道を受けて、

「ほら、悪いのはやっぱり『ドンキ』なんだ!正義の鉄槌を喰らわしたんだ!」

なんて思っていないことを心より願っています。

悪いのは火を付けたアンタ。

なんですがね。





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Last updated  Dec 30, 2004 08:37:50 PM
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