PR
カテゴリ

ジョン・ウェットン
と
ジェフリー・ダウンズ(写真)
によるニューアルバム 「ICON」
。
ジェフ・ダウンズによる楽曲解説が、
ウェットンの オフィシャルサイトに掲載されました。
ウェットンの解説
と読み比べると面白いです。
ダウンズの解説を読んでいると、作曲のアプローチが、
二人ともとても似ていると感じます。
「Overture: Paradox」はウェットン、「Let Me Go」のイントロはジェフ。
そして「Let Me Go」自体はウェットン、中間部の8小節は共同作業。
これはエイジア時代からの二人の伝統的作曲方法で、
「God Walks With Us」が元々、ジェフの曲だったとは驚き。
内容もジェフの自叙伝風だとか…。
ミドルエイト部は、もちろんウェットン・ダウンズ作。
「I Stand Alone」は仲の良い間柄でも、他人の成功を喜べずに
仲違いしてしまうという内容。
昨年の夏、二人で作曲したらしい。
「Meet Me At Midnight」は、ウェットン作のラブソング。
前曲とは対照的に、ウェットンがパーソナルな愛情表現で迫る。
「Hey Josephine」は、ヴァースがマイナーで、
コーラスがメジャーコードに転換するエイジア時代のパターン。
曲のテーマになっているのは、皆も良く知っているあの女性だとか。
って、いったい誰?(笑)
「Far Away」はウェットンが愛息のディラン君に捧げた曲。
メジャーとマイナーコードが入り組んだ複雑な曲。
「Please Change Your Mind」もマイナーヴァースではじまり、
うつろなミドルエイト、そしてお決まりのメジャーコーラス。
これまたエイジアのパターンですな…。(笑)
歌詞は人生における挫折と、ある段階で希望を取り戻すことを描いた。
スティーヴ・クリスティのドラミングがそんな感じをうまく表現している。
「Sleep Angel」はウェットンの曲を二人で発展させたもの。
大事な人がすぐ横にいる瞬間に抱く慈愛がテーマ…。
ジョン・ミッチェルのギターソロがすばらしい。
静かに始まり、後半にかけての盛り上がりが、アルバム中もっともダイナミック。
「Spread Your Wings」はジェフの曲。
そう悲観的ではない大人の別れ方(?)がテーマ。
やはりジェフ特有の「堂々巡りのコード」が展開される。
「In The End」はミュージカルのラストを飾るような感傷的な曲。
謙虚さについて言及した曲は、このアルバムを締めくくるにふさわしい。
ウェットンはコーラスパートにイタリアンテノールを起用するつもりだった。
彼が歌うにはキーが高すぎたからである。
コーラスを彼の音域に合わせると、ヴァース部はもっと低くなってしまう。
(そこで旧友のアニーに登場してもらい、愛くるしい二人のデュエットが実現)
以上、ジェフによる解説の要約でした。
Asia - Face on the Bridge (Official Vid… 2025.11.11
Asia - Faithful (Official Video) 2025.11.10
Suzanne (Live, Poland, May 1998) (2025 … 2025.11.07
カレンダー
キーワードサーチ
New!
an-daleさん
New!
ruzeru125さん
StarTreesさんコメント新着