カトチャンのムチャ釣り日記2012

カトチャンのムチャ釣り日記2012

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2008年10月17日
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テーマ: 釣り小説(28)
カテゴリ: 釣り小説



とりあえず、杉本囮屋でおとりを2匹買い、川に向かった。
このおとり屋の前は一本のチャラ瀬で、小石底である。ヘチ沿いの変化や土手のギリギリに鮎が付いているのをいつも私は狙うのが常套手段だ。
私は今日もそのつもりでチャラの芯にたちこんだ

sakawa20088241


おとりをつけようとして引き舟からおとりを勢い良く出した。

と、その時、私の脳に直接話しかけてくる声が聞こえた。
「おいおい、手荒に扱わないでくれよ。これから、ワシをどこへ放すつもりだ。
しっかり、鼻カンを通してくれよ。いや、このまま、ワテを自由の身にしてくれるのがありがたいんだがな。たのんまっせ。!」
何だか、関西系のなまりの声だ。周りを見回したが、誰も、みんな、夢中で釣っている。
私に声を掛けた人間は見受けられない。
「おい、こっちだよ、お前の持っている網の中だ。ハヨ、せんかいな。しまいには、しばくぞ!」「え!お前か、!そんなところで話してるのか」思わず、私は大きな声を出した。
周りの釣り人は網の中に向かって大きな声を出している私を変な奴だと言う顔で見ていた。

あわてて、私は何事もなかったように、座り込んで、おとりに鼻カンを付けた。
具合の悪い鼻カンだった。どうも、ブルージグの固定部分が不安だったが出して見た。

とりあえず、おとりは泳いで行った。
しかし、また、何だかまた声がした。
「どうでもいいがな、ワテは関西から来たんだ。関西の友釣り師並にしっかり、泳がせてくれ、テンションが掛かりすぎだし、この適当な鼻カン回りはナンだよ。お前の適当な性格が出てまっせ。本場じゃ通用センナ。もう少し修業をセナあかんぞ。わかったか。返事をせい」
「ハイ。スンまへん。しっかり作ります。今日のところはこの辺で許してくれなはれ」
私は、つい、関西弁の声にエセ関西弁で答えてしまった。またもや、周りの釣り師がこちらを見てひそひそ話をしていた。

「おい、あいつは関西から来たのか、変な関西弁だけど、へたくそな感じだ。ああいう輩のそばでは釣りにならないかもしれないからどこかへ移ろうぜ」「そうだな。」みんなその周辺の釣り師は私の姿を見ながら、気味悪がりながらどこかへ行ってしまった。
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最終更新日  2008年10月17日 13時17分02秒
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