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紹介文いま道子は知るのだった。私たちは戦争に弄ばれて時間を浪費した。長い間無駄に憎んだり、無駄に愛したりしたのだ、と。絶え間なく家庭内暴力をふるう父、ひたすら忍従する母。娘の道子は従兄の慎吾に心の支えを求めるうち、激しい愛に落ちていく。まさか、その人が実の兄であろうとは…。戦中戦後の激動にもみくちゃにされる「平凡な人々」の運命を描く、心揺さぶる傑作長篇。【中古】 黎明 / 曾野 綾子 / KADOKAWA [文庫]【メール便送料無料】【あす楽対応】DVモラハラの父親の言動の描写がかなり具体的で、これは絶対に実在のモデルがいるに違いない、と思ったらなんとこの話の大枠は曽野さんご自身の自伝的作品なのだそうです。幼い時から許婚がいたあたりは実話らしいですが従兄とのくだりはどうなんでしょうね?しかしこの上の紹介文書いた方、小説ちゃんと読んだんでしょうか。たしかに家の都合、というよりもモラ父の機嫌を取るために婿養子にちょうど良い相手と婚約をしたはいいけれどもどうしてもその相手を好きになれず、そのうち従兄(実は兄)のほうに気持ちが傾くというストーリーですけれども、全然”激しい愛”とかじゃなさそうなんですが。というか、この小説通してずっと主人公の道子はすべてが他人事のような冷めた目で周りの人間を見ているような、そんな印象。始めはあまりに幼すぎてそうなのかと思ったけれども、話も終盤になってもずっとそんな感じ。自伝的小説だからわざと突き放した書きかたをしたのか、照れ臭かったのか。同じ題材で谷崎潤一郎に書かせたら大メロドラマになったと思われますが本作は何となく中途半端な感じ。戦争に翻弄された普通の人々ー隣人や親せきに戦争で死んだ人間が出た程度で親兄弟に死んだ人間はいなく、家が焼きだされたわけでもない、でも戦争の影響はうけたという普通の人々の若干呑気な様子はよく描けていたと思いますが、この話に従兄との話は必要だったんでしょうかね?いちばん印象に残ったのはモラ父の描写だったという。モラってどういう言動をするのか知りたい方にはこの本、激おすすめ。
Jan 25, 2023
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といっても、もはや1月も11日ですけれども。年末に熊氏が割と大き目な手術をしまして、暮れも正月もあったもんじゃないというホリデーでした引き続きバタバタしておりますが、せっかく恒例(こうれい、って変換したら最初に高齢って出てきた。間違ってはいない)トンキのお正月写真撮りましたので載せておきます。ここ2週間ほど飲水量が増えていてちょっと心配です。そろそろ獣医さんにもいかなくちゃなぁ。体重は若干減ってしまって現在4kgをすこーし下回っていますが食べる日は結構食べてくれているのでこれ以上へらないといいな。毎日疲労困憊なわりに体重が増加の一途をたどっている母ちゃんの脂肪、少し分けてあげたい・・。今年の目標はいろんな意味で現状維持です。本当、贅沢は言いません。でもこれって中年以降としては結構高い目標なのかも。年は取りたくないわねぇ。
Jan 11, 2023
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