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かってのソロバンは、特殊技能の持ち主として、
重宝がられたものだった。
しかし、今のご時世では、電卓が大手を振って活躍している。
確かに、ソロバンに慣れていない英にとっては、
どうしても電卓に頼ってしまう。
昔といってもごく最近の昔だが、ソロバン塾があちら
こちらに有り、子供達の多くはその塾に通っていた。
今はどうだろう、学習塾、ピアノ教室、書道教室等へ、
通うのは良く聞くが、ソロバン塾へ通う子供達が、
少なくなった様に思えてならない。
時代の変化と共に、以前ほど重要視されていないのかは、
さなかではない。
でも、時々JRの乗車券を売る、窓口の係員の中には、
いまだにソロバン片手に、計算をしている姿を見る事がある。
こんな情景を見ると、何故か微笑ましく感じてならない。
さて、「ご破算せ願いましては」という日本語に続いて、
英語で数字が読み上げられ、
アメリカの子供達が真剣な表情で、ソロバンをはじく。
これは、神奈川県県内のアメリカンスクール7校の
小学2~6年生が約百人が集まり、腕を競ったそうである。
在日米軍のアメリカンスクールでは、
「日本の文化に触れる事ができ、ましてや脳の働きを
刺激する」という事で22年ほど前からずーと、
ソロバンを授業に組み込んだり、
放課後のクラブ活動で練習しているとのことである。
この様にソロバンを取り入れている県内の、
アメリカンスクールは7校もあり、
ソロバンが子供達の脳の発育に、いかに大切かを
知らしめている。
勿論日本の小学校でも、授業の中にソロバンを取り入れ、
真剣に教えて下さっている様だが、日本古来の良き文化を、
後世まで残して行って欲しいと、つくづく思う英である。