私の人生論 (思考が運命になる)

私の人生論 (思考が運命になる)

2014年01月16日
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カテゴリ: 千の朝
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 カントは、真・善・美という価値の問題を、その順序で論じた。

 真とは何か、善とは何か、美とは何か、という問いかけは、それぞれ、人は何を知りうるか、人は何を為すべきか、人は何を願いうるか、という問いにおきかえられるであろう。

 第一の「人は何を知りうるか」という問いは、人間の認識の限界についての問いであり、『純粋理性批判』の中心課題である。

 第二の「人は何を為すぺきか」という問いは、人間の行為の規範についての問いであり、『実践理性批判』の中心課題である。

 第三の「人は何を願いうるか」という問いは、せんじつめれば、人間の理性をこえた宗教の問題になるであろう。

 このような本質的な問いにいどみ、その答えをカントなりに出した三著は、一八世紀末に形をみせ、一九~二〇世紀に隆盛した近代西洋文明をあらかじめ総括しているばかりか、その総括のうえに、ポスト近代を予見していた。

『「美の文明」をつくる』 川勝平太 ちくま新書





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最終更新日  2014年01月24日 05時36分27秒
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