私の人生論 (思考が運命になる)

私の人生論 (思考が運命になる)

2014年06月05日
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カテゴリ: 千の朝
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 国民(ネイション)と認められたいという願望が、すなわちナショナリズムである。

 この「民族」という日本語は、二十世紀の初め、日露戦争の前後に出現した。

 十八世紀末の北アメリカと西ヨーロッパの二つの革命が、君主制の代用品として国家を生み出し、国家に正統性を与えるために国民が発明され、今度は国民と認められて国家をつくりたい人々が民族を自称する、という順番である。

 これはまったく偶然の条件が重なった結果で、世界がこう「発展」する必然性があったわけではない。

 だから現代のわれわれが、国家の枠でしか歴史を考えられなくなったのも、十九世紀に国民国家が世界中に広まった結果である。

 民主主義だって、最近の起源の国民国家のイデオロギーにすぎず、なにも永久不変の真理ではない。

「岡田英弘著作集 歴史とは何か1」 岡田英弘 藤原書店





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最終更新日  2014年06月05日 05時29分48秒
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