私の人生論 (思考が運命になる)

私の人生論 (思考が運命になる)

2014年07月14日
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カテゴリ: 千の朝
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 第一に、地理的条件である。東南アジアは海洋中国と海洋イスラムが出会うところであり東西諸文明の海の交差路に当たっている。

 一四世紀当時、環インド洋圏にはイスラム文化が普及し、ダウ船が行き交っていた。それは「海洋イスラム」の世界である。

 一方、環シナ海圏は文字通り中国の影響圏であり、ジャンクが行き交った。

 それは「海洋中国」の世界である。

 「海洋イスラム」と「海洋中国」は東南アジアを境界にして最終的にはすみ分けた。

 だが、東南アジアにおいてはモザイク状に入り乱れて商業活動を営み、深い交流をした。

 第二に、人類の死活にかかわる物産の産地であった。



 元帝国の崩壊する前後にユーラシア大陸全域に.疫病が流行した(マクニール『疫病と世界史』)。


 その疫病に効能があるとされていたのが胡椒・香辛料であり、東南アジアはその大産地であった。

 こうして、一五~一七世紀の東南アジア海域世界は、アラブ・イスラム文明、ヒンズー文明、中華文明等から多数の商人がそれぞれの文明の諸物産を持って訪れ「商業の時代」を現出した。

 それは近代世界経済のいわばプロトタイプ(原型)であった。

 ヨーロッパと日本の商人はそこに最後に加わり、世界史の舞台に登場することになつたのである。

「近代はアジアの海から」 川勝平太 NHK 人間講座





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最終更新日  2014年07月14日 06時59分07秒
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