私の人生論 (思考が運命になる)

私の人生論 (思考が運命になる)

2014年08月27日
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カテゴリ: 千の朝
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 その変化の要因を、思想と経済にみいだしてゐる。

 「思想は……趣舎相異なるあり」といふ。

 何を取り何を捨てるか、その取捨選択の基準が、もはや従来とは違つてきてゐる。

 アジアの草花の匂ひのする、極東における最初の近代国家が六十年まへに創設されて以来、思想、それはみなカッコつきの西欧外来の「思想」ばかりであるが、近代国家の形成に役立つ思想の摂取といふ一つの基準は動かなかつた。

 しかし、それはいま動揺してゐる。

 それは大正といふ近代の成熟がもたらした必然の帰結である。

 さういふ思想状況が、「経済は時に利害同じからざるあり」といふ社会経済情勢と対応してゐる、といふのである。



 オイケンもベルグソンもニイチェも、これほどの力をもつたことはない。

 外にソヴェト・ロシア国家の出現と、内に第一次大戦後の好景気のあとの恐慌が、マルクス主義の影響の大きさと持続性をもたらした。

「昭和精神史」 桶谷秀昭 文芸春秋





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最終更新日  2014年08月27日 06時11分19秒
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