私の人生論 (思考が運命になる)

私の人生論 (思考が運命になる)

2014年11月27日
XML
カテゴリ: 千の朝
f561



 これが突發的な單獨事件ではなくて、ふかく歴史の核心にふれるものであつたことは、疑う餘地がない。

 かれらはさかんに行動した。

 そして、しきりに主張し聲明をした。

 それらはみな同じ基調によって貫かれていたが、これがかれらのすくなくとも主観的動機であつたことは、たしかである。

 ここに世を憂うる同志たちが激越な調子で主張しているのは、つぎのようなことである――。

 a. 重臣、政黨、財閥、官僚の腐敗堕落。そしてこの呪われた支配階級の中には、軍閥まで入つている。

 b. 農民勞働者階級が苦しんでいる。

 c. しかも、對外関係は危い。



 e. これを革新して救うためには、國民前衛隊の暴力による直接行動の他にはない。

 f. そして、これは天皇の名と権威によつて行われ、その實行は天皇の意思にそうものである。――

 このような動機から、青年将校たちは、政黨・財閥・官僚・軍閥の代表者をつぎつぎと殺し、あるいは殺そうとした。これによつて構成される「天皇制」を仆そうとした。

「昭和の精神史」 竹山道雄 新潮叢書





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2014年11月27日 07時27分59秒
コメントを書く
[千の朝] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

×

© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: