私の人生論 (思考が運命になる)

私の人生論 (思考が運命になる)

2015年01月08日
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カテゴリ: 千の朝
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 そして誇ることができないものは、「事実の前でいかに弱いものであるか」を思い知らされざるを得ない。

 内的感覚のない人間は、「苦しかつた」と感じないから、思い知らされることは何もない。

 だが「事実の強制という名の占領軍」は、それが米軍であろうと国際情勢であろうと国内情勢であろうと、一つの“法”を制定して“戦犯”問題に「うつゝを抜かす」のだ。

 その”法”が成文化しているか否かは問題でない。

 現に自衛隊がいる。

 だが憲法のどこを探しても、自衛隊に関する条文は一条もない。

 その国の基本法に一条の規定もない武装集団が存在する国は、日本以外にはあるまい。

 事実の強制による制定は、新しい事実の強制によって別の制定を生む。



 思想の帰結でないものが存在するということは、思想の敗北でなくて何であろうか。

 それが苦しくないなら、それは、何の思想もないという証明にすぎまいではないか。

「小林秀雄の流儀」 山本七平 新潮社





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最終更新日  2015年01月08日 06時13分26秒
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