私の人生論 (思考が運命になる)

私の人生論 (思考が運命になる)

2015年10月01日
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カテゴリ: 千の朝
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 幸田露伴も「洗心廣録」という本の中で面白く説いておりますが、木の衰える原因を五つ挙げて警(いまし)めておるわけです。

 先づ衰えの始りは懐(ふところ)の蒸れ。

 枝葉が繁茂すると、日当りや風通しが悪くなって、懐が蒸れる。

 懐が蒸れると、どうしても虫がつく。

 そうして木が弱って伸びが止まる。

 これを梢(うら)止まりという。

 伸びが止まると、やがて根上がり、裾上がりといって根が地表へ出て来る。

 そうなると必ずてっぺんから枯れ始める。



 これが五衰でありますが、中でも根上がり、裾上がりが一番いけない。

 そこで土をかけたりして、出来るだけ根が深くなるようにしてやるわけです。

 この現象は花の咲く木も、実の成る木もみな同じことでありますが、特に人間から言って名木というような木ほど陥り易いものである。

「活学 第三編」 安岡正篤 全国師友協会





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最終更新日  2015年10月01日 06時56分42秒
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