私の人生論 (思考が運命になる)

私の人生論 (思考が運命になる)

2015年10月28日
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カテゴリ: 千の朝
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 個人としてまったく孤立し、他の何者にも護られることも属することもなく、己れ一人のみを頼みとして生きる、という考えは、日本人にとって決して喜ばしいものではなく、かえって恐ろしいことなのだ。

 だから孤独とか、疎外とか、拒絶などの言葉はマイナスの意味をこめて表現される。

 子供っぼい「甘え」の依存のうちに、気ままにしてよいという自由は、欧米の理想である「自由」と正反対のものだ。

 今日の日本人は自由という言葉を欧米直輸入の自由の概念にも使ってはいる(例えば自由主義的、教養雑誌の表題として)。

 しかし大部分の人びとは危険な「勝手気まま」の意味に近いものとして受け取っている。

 民主主義を教えたアメリカ人たちの考えたのはまったく違ったものだったし、彼らは責任ある成人としての人間像を思い描いていたのだ。

 日本人の感情的願望は、一人立ちできない子供でありたいということだ。

 彼らにしてみればグループに属しているのは、制限を受けるとはいえ、現実としての生きる拠(よ)りどころだから、自由な個人として自己正当化しつつ生きてゆくというあり方は魅力的な空想の遊びでしかない。






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最終更新日  2015年10月28日 07時10分29秒
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