私の人生論 (思考が運命になる)

私の人生論 (思考が運命になる)

2016年01月19日
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カテゴリ: 千の朝
f827


 シナやインドやアラブでもそうだが、
 思想や論理というものはすべて自家製でなければならない、
 オリジナリティにこそ価値があるという基本に立ち、
 そのことに大きなプライドを持っている。

 ところが、
 日本人はそうしたプライドには固執しない。

 できるだけ早く、
 できるだけたくさん知っている者が高く評価される社会である。



 「ボリシェヴィキ政権の欽定イデオロギーがこのように無条件に受け入れられ、
 批判を許さない絶対的真理として通用したのは、
 自分の知る限り、
 文明世界においてはわが国をおいて他にない」

 ボリシェヴィズムとは、
 裸のマルクス主義ではなく、
 レーニンの考えに指導されたロシア版マルクス主義とでも考えたらいいと思うが、
 これまたすごい指摘であって、
 このあたりの猪木の洞察の冴(さ)えには驚嘆を禁じ得ない。

 水戸黄門の印籠(いんろう)ではないが、
 世界の文明国の中で日本だけが、

 「これぞボリシェヴィキなるぞ」と言って差し出したら、
 手にとって確かめることもせず、
 「ハハーッ」と平伏して、
 そのイデオロギーを押しいただいたというのである。

「嘘ばっかり」で七十年 谷沢永一 講談社





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最終更新日  2016年01月19日 06時25分27秒
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