私の人生論 (思考が運命になる)

私の人生論 (思考が運命になる)

2016年03月08日
XML
カテゴリ: 千の朝
f863


 文法理論には、
 三つの階層性があると考えた。

 第一のレベルは、
 「観察的妥当性」であり、
 ある言語で観察される文が
 文法的であるかどうかを、
 明示的に区別できるような理論を指す。

 ただし、

 その言語を母語とする話者の
 直感に頼っており、
 客観的な評価は要求されない。

 この点は、
 いったん言語学の外に出ると、
 大問題となる。

 例えば、
 自然言語処理の研究で
 計算機に文を生成させる場合、
 作り出された文が文法的かどうかを、
 計算機自身に


 第二のレベルは、
 「記述的妥当性」であり、
 ある文が文法的かどうかだけでなく、
 理想的な母語話者の
 言語知識に関する直感を、


 第三のレベルは、
 「説明的妥当性」であり、
 いくつかの記述的妥当な文法の中から、
 話者が実際に獲得している文法を選び出して、
 どうやってそのような直感を獲得したのか
 (つまり言語獲得)を説明できるような
 理論を指す。

 言語理論が説明的妥当性を持つためには、
 最終的には言語の脳機能の実体が
 わからなければならないと私は考える。

「言語の脳科学」 酒井 邦嘉 中公新書





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2016年03月09日 04時25分41秒
コメントを書く
[千の朝] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

×

© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: