私の人生論 (思考が運命になる)

私の人生論 (思考が運命になる)

2016年05月19日
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カテゴリ: 千の朝
f906


 古(いにしえ)の良き典(のり)なり。
 ここをもって、人の善を匿(かく)すことなく、
 悪を見てはかならず匡(ただ)せ。
 それ諂(へつら)い詐(あざむ)く者は、
 国家を覆(くつがえ)す利器なり。
 人民を絶つ鋒剣(ほうけん)なり。
 また佞(かだ)み媚(こ)ぶる者は、
 上に対しては好みて下の過(あやまち)を説き、

 それ、これらの人は、みな君に忠なく、民に仁なし。
 これ大乱の本なり。

 悪を懲らし善を勧めるということは、
 昔からの良いしきたりである。

 だから他人のなした善は、これをかくさないで顕わし、
 また他人が悪をなしたのを見れば、
 かならずそれをやめさせて、正しくしてやれ。

 諂ったり詐ったりする者は、
 国家を覆し亡ばす鋭利な武器であり、
 人民を絶ち切る鋭い刃のある剣である。

 また、おもねり媚びる者は、

 好んで目下の人びとの過失を告げ口し、
 また部下の人びとに出会うと
 上役の過失をそしるのが常である。

 このような人は、みな主君に対しては忠心なく、
 人民に対しては仁徳がない。



「聖徳太子」日本の名著 第2巻 中央公論社





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最終更新日  2016年05月19日 06時46分05秒
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