私の人生論 (思考が運命になる)

私の人生論 (思考が運命になる)

2016年07月11日
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カテゴリ: 千の朝
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 姦事である。

 古語に
 「時務を識るは俊傑の士に在り」といっているが、
 まことに眼先の事ばかりに心を奪われて、
 二三目先の見えぬ人間は、
 徒に局面糊塗ばかりに力を労して、
 一向民の時務に当たらぬものが多い。

 凡医は深き病源を診察することが出来ないので、


 その結果は百害あって一利なく、
 終には時機を失して、
 生べき病人をも死なしてしまう。

 しかしながら
 個人の病源はまだ診断し治療しやすい。

 国家社会の病源に至ってはなかなか処置し難く、
 どの為政家も「姦事」を空しく行うばかりで、
 最期に時局を収拾することのできない
 乱離に陥れた例が、
 倦むことなく史上に繰り返されている。

「政治と改革」 安岡正篤 明徳出版





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最終更新日  2016年07月11日 06時46分39秒
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