私の人生論 (思考が運命になる)

私の人生論 (思考が運命になる)

2016年08月01日
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カテゴリ: 千の朝
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 われすでに人を嫉(うらや)むときは、
 人またわれを嫉む。
 嫉妬の患(うれ)え、
 その極(きわまり)を知らず。
 このゆえに、智おのれに勝るときは悦ばず。
 才おのれに優(まさ)るときは嫉妬(ねた)む。
 ここをもって、
 五百歳にしていまし今賢に遇(あ)うとも、

 それ賢聖を得ずば、何をもってか国を治めん。

 もろもろの官吏は、他人を嫉妬してはならない。

 自分が他人を嫉(そね)めば、他人もまた自分を嫉む。

 そうして嫉妬の憂いは際限のないものである。

 だから、他人の智識が
 自分よりもすぐれているとそれを悦ばないし、
 また他人の才能が自分よりも優っていると、
 それを嫉み妬むものである。

 このゆえに、
 五百年をへだてて賢人が世に出ても、
 また千年たってから聖人が世に現われても、

 ついに賢人・聖人を得ることはむずかしいであろう。

 もしも賢人・聖人を得ることができないならば、
 どうして国を治めることができようか。

「聖徳太子」日本の名著 第2巻 中央公論社





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最終更新日  2016年08月01日 06時35分08秒
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