私の人生論 (思考が運命になる)

私の人生論 (思考が運命になる)

2016年09月21日
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カテゴリ: 千の朝


 頑として押し通した日本の誇るべき歴史的事件が、
 遠い昔、聖徳太子の時代に起こっています。

 「日出(ひい)ずる処(ところ)の天子(てんし)、
 書(しょ)を日没(ひぼっ)する処(ところ)の
 天子(てんし)に致(いた)す。つつがなきや」の、
 あの国書です。

 あの国書を見て、
 隋(ずい)の皇帝煬帝(ようだい)は


 それも当然のことで、
 当時、シナの歴代の皇帝はシナこそが中華の国で、
 そこの皇帝だけが天子なのであり、
 周辺の諸民族は野蛮人で、
 せいぜいそこの長というのは
 昔のインディアンで言う酋長みたいなもの
 と考えていたからです。

 それは現代においても
 シナの民族の「内なる伝統」にあるようで、
 だからこそ彼らから見れば
 「属国に負けたり、その指導下にあった」

 いまになってもなお、
 癪(しゃく)の種を何とか晴らそうという
 言質(げんち)が起きているのだとさえ思えるのです。

 それはさておき、もちろん、
 聖徳太子もシナのそういった考え方を


 しかし、あえて対等の称号を用いて国書を書いたのです。

 そこには独立国家としての気概があったのです。

「私の人生観、歴史観」 渡部昇一 PHP





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最終更新日  2016年09月21日 07時07分12秒
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