私の人生論 (思考が運命になる)

私の人生論 (思考が運命になる)

2016年11月21日
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カテゴリ: 千の朝


 白人に何ら劣るところがないという「事実」は、
 日露戦争以外の分野でも発揮されていきます。

 白人が自分たちしかできないと思っていた
 自然科学の学術分野で、彼らを上回る研究が
 有色人種である日本人によってなされている
 という事実は、専門分野の世界だけに
 社会に広く認識されたわけではありませんが、
 史実としては知っておきたいことです。



 この大戦が連合軍側の勝利に終わった翌年、
 国際連盟の結成が決まり、
 当然日本も戦勝国として参加します。

 この時、日本は
 国際連盟の規約に「連盟に参加している国家は、
 人間の皮膚の色によって差別を行わない」という
 人種差別撤廃の内容を組み込むよう、
 画期的な提案を牧野伸顕全権代表が行います。

 これは、人種差別は廃止すべきだという、
 時代を何十年も先取りした優れた提案だったのです。

 しかし当時は、

 残念ながら日本の主張は採択されませんでした。

 しかし、この人種差別の提案は皮肉なことに、
 第二次大戦で日本が負けてから
 着実に実を結ぶようになります。

 インドなど各地の植民地が

 さらにその動きを加速させた理由は、
 何といっても日本が戦争中に、
 アジアの植民地を独立させたり、
 独立への道を開いておいたからです。

 さらに敗戦後も、
 日本は小国で天然資源にも恵まれていないのに
 奇跡の復興を遂げることで、
 白人社会に再び
 人種差別の愚かさを知らしめたからです。

 そういった日本の動きに触発されたように、
 世界では植民地化が薄れ、
 人種差別が不当かつ不正極まりない
 ということが常識となり、
 ついにはあの偏狭なまでにこだわっていた
 南アフリカのアパルトヘイトも、
 一九九一年、この世から消えることになったのです。

 白人優位という全世界的に間違った概念を、
 有史以来の勤勉さや優秀さで立証することで
 打ち破った国、それがまさしく日本であり、
 その契機が、実は日露戦争だったと言えるのです。

「私の人生観、歴史観」 渡部昇一 PHP





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最終更新日  2016年11月21日 08時07分04秒
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