私の人生論 (思考が運命になる)

私の人生論 (思考が運命になる)

2017年04月25日
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カテゴリ: 千の朝


 つまり共産圏や紛争地域への戦争グッズ輸出について、
 彼はどこにも出さない全面禁止とした。

 平和、平和と念仏を唱えていれば
 いい政治家だと思い込んでいる。

 その結果がどうなつたか。

 イ・イ戦争のさなか、
 戦場取材にいくから
 防弾チョッキを送ってくれと本社に頼んだが、

 戦争グッズにつきダメといってきた。

 サンタモニカの航空博物館が古戦場をめぐつて
 名機の零戦の部品を集めた。

 できるだけ忠実に復元したいからと
 日本に同機の設計図貸し出しを求めた。

 貿易管理部長が
 「古くても戦闘機の設計図は武器輸出に該当する」と
 拒絶した。

 防衛庁がボーイング767型機をベースにした
 AWACS(早期警戒管制機)を米国に発注した。

 この機種は日本で胴体を作っている。


 また貿易管理部長が出てきて
 窓なしでは武器に該当するとわざわざ窓を開けさせた。

 米国で改めて窓をふさぐ作業が行われ、
 この手間でコストは倍になつたが、
 三木の言う通りにやっている部長は満足そうだった。


 本来監視すべき対共産圏輸出には日をつぶってきた。

 おかげで北朝鮮はミサイルも核も
 日本から輸入した機器で誂えることができた。

 ヤマハが実戦に使える無人ヘリを
 中国に輸出していたのも
 米国に指摘されるまで気付かなかった。

 頭の悪い貿易管理部長は
 面倒臭いから難しそうな製品を
 みな輸出禁止にした。

 そうしたら最初に悲鳴を上げたのが米国だった。

 実は世界最強のF22ラプタは
 宇部興産のチラノ繊維でステルスを実現していた。

 それがなければF22の製造はできなくなる。

 日本側は政治判断で禁輸を解き、
 米国は自国分の生産を終えた。

 ところが日本向けのF22は作らないと
 オバマが言い出した。

 世話になっておいて、なんて言い草だ。

 日本もこんな国はそろそろ見切りをつけたほうがいい。
              (二〇〇九年八月六日号)

「偉人リンカーンは奴隷好き」 高山 正之 新潮社





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最終更新日  2017年04月25日 06時31分05秒
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