私の人生論 (思考が運命になる)

私の人生論 (思考が運命になる)

2017年12月06日
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カテゴリ: 千の朝



 情報は情報を誘導する。

 このことは本書がたいそう重視していることだ。

 「情報は孤立していない」、
 あるいは
 「情報はひとりでいられない」ともいえるだろう。

 また、
 「情報は行先をもっている」というふうに
 考えてもよいかもしれない。


 その誘導にはおそらく柔らかい道筋のようなものが
 あるかもしれないということである。

 また情報に行先があるのなら、
 その行先をうまく予測しさえすれば、
 あらかじめ単語や概念のネットワークを
 つくっておくこともできるということだ。

 もしそうだとすれば、(単語の目録)を
 いちいち(イメージの辞書)に対応させずとも、
 (単語の目録)の内部だけでも
 一定の連環をもてるようになる。

 単語と単語がリンクを張りあって、


 これは、
 (単語の目録)が内部構造をもった
 というふうに考えることができる。

 単語リストがそれぞれ樹木状につながり、
 リストからリストへ移動する

 (このことを専門的には「有限状態モデル」とか
 「マルコフ・モデル」という)。

 連想ゲームは、このようなことを
 私たちに示唆してくれるのだ。

 かくて私たちは、
 連想ゲームなどの遊びをとおして、
 (編集的状態)というものがどういうものか
 ということを知っていく。

 情報の連鎖の中にいかに入っていくかということ、
 そこにこそ編集の秘密が待っているのである。

「知の編集工学」 松岡正剛 朝日文庫





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最終更新日  2017年12月06日 07時22分09秒
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