私の人生論 (思考が運命になる)

私の人生論 (思考が運命になる)

2017年12月29日
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カテゴリ: 千の朝


 アジアにおける西欧帝国の終焉を早めた。

 帝国主義の衰退が容赦なく早められていったことは、
 当時は苦痛に満ちた衝撃的なものだったが、
 結局はヨーロッパ各国にとって利益だ
 と考えられるようになった。

 日本自身は一時あのように落ちぶれたが、
 高価で無駄な軍事力増強の道を避け、
 かつて剣によって確保することのできたものよりも

 かつ永続的な富と力を得ることができた。
 (日本の産業構造は改造された。
 一方戦争が中国や米ソ関係に及ぼした影響のために
 ワシントンにとって日本の価値は増大した)。

 アメリカは一九四一年には、
 使命感に燃えるルースたちが、熱心に望んでいたように、
 ついに中国の側に立つことになったが、
 その後「目覚めた」新中国との関係は、
 すぐに厳しい敵対関係に変わっていった。

 そして「アジアで打席に立ち」、
 ステイムソンやマッカーサーらが、

 と見なしていた地域の運命を
 (米国自身のためだけではなく、
 他の国の人びとのためにも)切り開いて、
 米国の安全と繁栄が今後脅かされないようにし、
 そこでも「恵み深い米国的生活様式」を擁護して、

 必要としていると思われる人びとに分け与える、
 戦争の結果、
 そのような時がきたと信じるようになったアメリカ
 ―― 一九四五年には極東戦争の
 まぎれもない「勝利者」だつたアメリカ、
 そのアメリカが一九七〇年代にはある意味では、
 長期にわたる最大の敗者
 と見られるようになったのである」

『太平洋戦争とは何だったのか』 クリストファー・ソーン 草思社





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最終更新日  2017年12月29日 06時59分31秒
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