私の人生論 (思考が運命になる)

私の人生論 (思考が運命になる)

2019年03月06日
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カテゴリ: 千の朝


 ホルヴュークも
 マックス・ノルダウの『堕落』(一八九五年刊)を読んでおり、
 またイタリアの犯罪学者
 チューザレ・ロンブローゾの堕落理論にも通じていた。

 戦争があろうとなかろうと、人間は不可避的に衰退し、
 文明は破局へ向かうという考え方は当時の中央ヨーロッパの通念で、
 その下地があればこそ、
 一九一八年にオスヴアルト・シュペングラーの『西欧の没落』が、

 時期を合わせて出版されたときには、
 息をのまんばかりの喝采を受けたのである。

 当時イギリスでは、
 主な作家のなかでただひとりジョゼフ・コンラッド(彼自身東欧系)が
 このペシミズムを作品に反映、
 『親方』(一九〇四年)『密偵』(一九〇七年)
 『西欧の目のもとで』(一九一一年)『勝利』(一九一五年)など
 衝撃的な小説をつぎつぎと発表していた。

 これらは小説にことよせた絶望的な政治説法で、
 そこで唱えられているものは、
 一九二四年にトーマス-マンが『魔の山』で


「現代史」 上 ポール・ジョンソン 共同通信社





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最終更新日  2019年03月06日 07時09分03秒
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