私の人生論 (思考が運命になる)

私の人生論 (思考が運命になる)

2019年04月26日
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カテゴリ: 千の朝


 新議会で最後の公式演説を行なった。

 の状況を概観いたしますと、合衆国の歴史上、
 今議会ほど喜ばしい期待に満ちた議会はないと申せましょう。

 ……わが国の企業や産業が生みだし、経済が貯えた莫大(ばくだい)な富は、
 国民のあいだに広く分配される一方、国外に着々と送りだされて、
 世界の慈善事業やビジネスに役立っております。

 生活必需品はすでに必要水準を満たし、贅沢(ぜいたく)の域に達しました。

 増産される製品は


 わが国の現状はまことに満足すべきものであり、
 将来に対しても楽観的な期待を寄せることができるでありましょう。

 この意見は成功を収めた政治家の慢心した自己満足ではなかったし、
 経済界の見方というだけでもなかった。

 あらゆる分野の知識人も同じ考えを抱いていた。

 一九二七年に出版されたチャールズ・ベアードの
 『アメリカ文明の勃興』によれば、
 アメリカは「つぎつぎに技術上の勝利を収め、
 天然資源やエネルギーの枯渇を克服し、
 文明の恵みをますます広範囲にわたって普及させている
 ――健康、安全、商品、知識、余暇、芸術鑑賞など……」。


 「ともかくもビジネスマンの無意識で無計画な活動が、
 このときばかりは進歩派の理論よりも目新しく、
 大胆で、ある意味では革命的だった」と述べている。

 一九二九年にジョン・デューイは、
 問題は繁栄をいかに長続きさせるかではなく

 いかにして「偉大な地域社会(コミュニティ)」へ変えていくかだと考えた。

 左翼のあいだでも、
 結局のところ経済界のやり方は正しかったのではないか
 という感触が広まった。

「現代史」 上 ポール・ジョンソン 共同通信社





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最終更新日  2019年04月26日 07時56分01秒
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