私の人生論 (思考が運命になる)

私の人生論 (思考が運命になる)

2019年12月17日
XML
カテゴリ: 千の朝


 『学問のすすめ』にあっては
 「独立とは自分にて自分の身を支配し
 他によりすがる心なきを言う」というふうに
 個人主義と誤解されかねない説明を与えられているものの、
 その真意はというと、
 まさに他者関係における道徳の基準として
 「一身独立」が唱えられているからである。

 「不品行なことはできない、

 誰に頼まれても何事に切迫してもできないと、
 一身を高尚至極にし、
 いわゆる独立の点に安心するようにしたいものだ」
 (『福翁自伝』)。

 これは諭吉が晩年に至って辿りついた
 道徳的境地というのではない。

 諭吉の最大の関心事は一貫して
 「人間交際」(『学問のすすめ』)にあった。

 「およそ世に学問と言い、
 工業と言い、政治と言い、法律と言うも、
 みな人間交際のためにするものにて、

 これが諭吉の変わらざる基本姿勢である。

 それゆえ、
 もし「人間交際」を今様に「社会」と表現し直すならば、
 諭吉を、
 日本最初の社会学者とよぶこともできるわけである。






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2019年12月17日 05時00分08秒
コメントを書く
[千の朝] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

×

© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: