私の人生論 (思考が運命になる)

私の人生論 (思考が運命になる)

2022年12月22日
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カテゴリ: 認識の歩み




菩提僧正の手によって筆が運ばれ、
そこに瞳が入れられました。

この時に用いられた筆は、
現在も正倉院に残っています。

この筆に、
五色の績(長さ約二一・五メートルの綱)が
一二本結びつけられて、
聖武天皇以下参列者の人々は


この高さ一六メートルもある大仏の眼に、
どうやって菩提僧正が瞳を点じることができたのかは
現在わかっていません。

足場のようなものを設けて目の位置まで登ったのか、
僧正を寵にのせて、大仏殿の梁などを利用して
滑車でつり上げたのか、どちらかでしょう。

このように開眼会第一の結願(けちがん)
開眼の行事が終わると、
講師の隆尊によって華厳経が講じられました。

大安寺、薬師寺、元輿寺、興福寺からも、
種々の献物が仏前になされました。


外来の音曲が奏せられ『続日本紀』には、
この日の記事のさいごを
「おこなわれた事のめずらしさ、
また、さかんであった様子は、
とうてい描写できない。

これほどさかんな斎会は、
いまだかつてなかった」と結んでいます。

聖武太上天皇は
この開眼会がすんで安心したのか、
ますます病がちとなり、
天平勝宝今年(七五六)五月二日に没しました。





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最終更新日  2022年12月22日 05時10分05秒
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