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列車が出るまで、まだ少し間がある…改札を出たとこにコーヒーショップがある。何か買って来て、飲みながら行こう。“チャイ ティー ラテ”のトールサイズください。袋に入れて貰えます?カップを手に持って列車に乗るのが照れくさいのもあるが、ここの紙袋がカッコイイので貰うと得した気分なのだ。列車に戻って、袋からおもむろにカップを取り出す。白いキャップの小さな飲み口に、栓をする代わりにプラスティックのスプーンが挿してある。スプーンについたミルクを舐めたらケチ臭いだろうか―まあ、いいや。 どうせ誰も見てない…(カップアイスの蓋の裏についたクリームって、なんであんなに不味いんだ…)数日前に間違って噛み付いてしまった唇の裏側は、まだ沁みるだろうか。昨日の晩も薬を塗ったし、今朝のスープは沁みなかったから大丈夫だろ。おずおずとカップを口元に運ぶ。 あんまりこわごわ口の中に注いだもんだから、かえって痛いところに触ってしまった。あれ、まだ沁みるやー※またちょっと手が空かないもんで二日ほど休みます
January 30, 2008
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2002年12月 〔バングラデシュ〕慢性砒素中毒の症状が出ると、皮膚に発疹ができ、手足が壊疽して黒くひび割れます(下のサイトに写真が載っています)。それがやがて腫瘍になって、内臓まで至ることもあり、また体力も落ちて日常生活ができなくなっていきます。アジアの全体状況(アジア砒素ネットワーク)バングラデシュの人口の約9割の人が井戸水を飲んでいて、『約1000万本あるチューブウエル(手押しポンプ井戸)の25%が砒素に汚染され、3000万人を超える人々が危険な水を飲んでいる』…と報告されています。^^^ここから先の情報源は... 『井戸からヒ素が~バングラデシュ・3500万人の苦しみ~』(BSドキュメンタリー)バングラデシュは、ガンジス川とブラマプトラ川の二大河川の河口にある国です。ヒマラヤ山脈から運ばれた堆積物に砒素が含まれていて、地下水を汚染しているようですが、ただし地中の砒素は、鉄分などと結合して安定しているため、水に溶け出すようなことはないはずなのだそうです。 なのに、なぜ砒素汚染が起きているのか、まだ原因は究明されていません。灌漑によって地下水が大量に組上げられ、また農薬や肥料が絶え間なく投入されることで土壌が変化し、地中の環境が変わったからではないかと、という説もあります。国の西部で最初に問題が発覚したため、内外のNGOや国際的な援助および政府によって対策が進められていますが、東部では、まだ住民が砒素の害をきちんと認識しておらず、健康を害した人々がなんの病気かも分からないまま苦しんでいます。テレビの取材を受けた村人が言っていました。「井戸水を調査しにきた人が、飲んではいけないとは言っていたが、まさか死んでしまうなんて誰も教えてくれなった。」^^^「情報格差」とは、こういうことか―とつくづく思いました。今の日本で同じような問題が起きても、東西でこのような格差が生じることはないでしょう。しかし、かつての公害病や薬害などは、やはり被害者に然るべき情報がもたらされなかったゆえの悲劇とも言えると思います。なお、バングラデシュにおける砒素汚染は、地下50メートルぐらいまでの浅い地層から水を汲み上げる井戸に問題があるそうです。砒素の検出された井戸には、赤いペンキが、未検出の井戸には緑のペンキが塗られています。地下150メートル以深の深井戸や、都市部の水道には、砒素の心配はないと言われています。
January 29, 2008
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これはバングラデシュで売られているボトル入りウォーター、その名も…『 侍 』。社長が日本の方で、「ジャパニーズ・テクノロジー」によって水を濾過しているというだけあって、品質が安定していて、おいしいと、バングラデシュ在住の邦人に利用者が多くいます。空のボトルは会社が引き取って、いくらかお金を戻してもくれます。再利用するためでしょうが、空きボトルを悪用して贋物が出回るのを防ぐためでもあるんだとか。バングラデシュでも都市部では水道が引かれていますが、誰も生水は飲まず、みんな煮沸して飲んでいます。下痢で死ぬ子供たち町を一歩出れば、生活用水を河や沼から汲んだりする場合もありますが、今では井戸水が普及しています。ところが地域によって、この井戸水から砒素が検出されています。原因はまだ、はっきり分かっていないそうです。日本のNGOアジア砒素ネットワークによると、地下水の砒素汚染はインド、ネパールなどの南アジアから、東南アジアそして中国まで広く確認されているようです。 この話は、また日を改めて…
January 28, 2008
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値札には「98円」と書いてあったのに、レジに持っていったら「49円です。」おや?っと思いつつも、しっかり釣りをもらって店を出た。ひょっとしたら、98円は2本の価格だったのか…別の日に、また値札を確かめるが「98円」としか書いていない。98円でもコンビニで買うより安いし…またレジに持っていったら、「49円です。」釣りを51円受け取った。セール中なんだろうか…キャッシャーの登録ミスだったら、とっくに直ってるだろう…そう思って、試しにまた買ってみたら、「49円です。」レジのお嬢さんが笑顔で言う。 これしか買わないの?とか、安すぎやしないか?~なんて素振りは“おくび”にも見せない。いい店だ。 今日は、2本買っちゃおう―「いらっしゃいませ。」 変わらず明るい声だ。「196円いただきます。」あ―
January 27, 2008
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今日は日記風でいきます―歯医者に行った。虫歯が深かったので歯を削るのに麻酔を打ってもらったのだが、問題はその後―治療が終わって、その足で昼食を取ったのがいけなかった。魚を食べているのに、なにやら肉の感触がある。 もしや!と舌の先で探ってみると…、唇の内側がぼろぼろになっているではないか。下唇の内側に、思いっきりかぶり付いてしまった…らしい。下あごの半分が痺れているので、噛んでしまってたことにまるで気づかなかった。トイレに駆け込み鏡で見てみると、皮膚に歯型が大きく二つ…その周りが“ただれ”ている。 歯医者に戻って、薬を塗ってもらった。それでも、食後はやはりコーヒーが飲みたい。コーヒーショップに寄った。おそるおそるマグカップから口にコーヒーを注いでみるが、今ごろになって麻酔が切れてきて、沁みる。左寄りに傷があるので、口の右端にカップを当てて、ちょっと右に頭を傾げながら、ずるずるっとすすってみる。とりあえず、こうすればなんとかコーヒーが傷に触らず飲める。変な飲み方をしていることに、周囲の客もだんだん気づき始めた。カップを持つたびに、両隣や斜め向かいの客がちらりと見る。それでも構わない。 食後には、やはりコーヒーだ。家に戻り“うぐいす餅”にかぶり付いたら、きな粉でさえ傷に沁みる。医者からもらった薬を塗る前に、傷口をドラヤーで乾かせと言われた。風を当てていると、唾液が溢れてきて傷口にかかりそうだ。上を向かなきゃ。 あ、唇を尖らせればいいのか。鏡に、ヒョットコ顔。薬はどこだ? 下を向くと、また傷が濡れてしまうぞ。あごをしゃくりながら、目だけ下を見て薬のチューブを探すのだ。薬を塗ったら今夜はもう、何も口にするのは止めとこう。明日のコーヒーのために。
January 26, 2008
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2002年12月、バングラデシュ女性スポーツ連盟、ダンモンディ 〔ダカ〕昨日は途中で切り上げた格差の話ですが、日本の貧困層の割合は15.3%(6.5人に1人)。 OECD加盟30ヵ国(いわゆる先進国?)のうち5番目に高い値だそうです。最も格差の大きい米国では、6人に1人が貧困層だというから、日本はほとんど米国に並んでいます。このデータがいつのものか明確になっていないのですが、出所は... ひろがる格差(地球データマップ)上のサイトには、「失業率と自殺者数」や「少年検挙者数と新規高卒求人倍率」の相関を表すグラフが載っています。階層化が進んで「勝ち組」「負け組」に分かれると社会不安が増大し、犯罪、アルコール依存症、自殺などにつながることもあると指摘してます。誰かがテレビで、こんなこと言ってました―自分が今いる階層から、より高いステージに這い上がる道筋が用意されていれば、人はそこに希望を見出す。反対に、どんなに努力しても現状から抜け出せないと分かった時人は意欲を失って、その社会は衰退する。たいてい、ステージに登る門は限りなく狭いが、人々がより高いステージを目指して活動することで、社会や経済は持続するのだ…と、そんなような話でした。数年前にスピンアウト、というかフリーランサーを選んだ私もまた、勝ち組と負け組の境界線上を綱渡りしながら、次のステージ…あるいは新しいフィールドを追い求めているところなもので―できることなら勝ちだとか負けだとか、そんな次元ではなく、新しく切り拓くべきフロンティアへの門があると信じたいものです。
January 25, 2008
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昨日とは打って変わって、こちらはバングラデシュの首都ダカ。きれいに刈り揃えられた芝の上を、純白のパンジャビを着せられて、サッカーボールを手に走るのは、お金持ちのご子息―経済格差が大きいのは途上国の常ですが、日本はどうでしょう…2002年12月、バングラデシュ女性スポーツ連盟、ダンモンディ 〔ダカ〕
January 24, 2008
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バングラデシュの農村部を訪問した日本の小学生たちと、現地の子供たちの交流風景です。どこに行っても道を歩いているだけで、どこからともなく子供たちが集まってきます。“べいごま”で勝負したり、折り紙を折ってあげたり、一緒に餅つきもしてました。あんこ餅は人気だったけど、きな粉の売れは悪かったみたいです。日も暮れてきて、そろそろお別れの時間―青い服を着た日本の少年が必死で枝にしがみついてる間に、地元の子はさっさと上まで登って、しっかりカメラに目線を向ける余裕ぶりです。ノルシンディ県ベラボ地区〔バングラデシュ〕
January 23, 2008
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『誕生日事典』によると、私は―『どんな経歴の持ち主であれ、そのほうが話が早いと思って、心の中を包みかくさず話したがります。 …(略)…とはいえ、じつは私生活についてあまりオープンにしません。自分の考えや意見は腹蔵なく語っても、身内の恥には口をつぐむのです。ですから、語るのはおもに行動ではなく、思考について――それも、夢、空想、人間らしい感情をめぐることが多いはず。』この分析、ツボはよく押さえられてまして…初対面からオープンに付き合おうとする一方で、プライバシーの領域に踏込まれることを警戒することは、まったくその通りです。が、「語ること」と、「口にしないこと」の内容がまったく逆なのです。自分の行動についてはまるで抵抗なく語りますが、内面を暴露したいという欲求はありません。このブログに書いてきたことを振り返ってみても、ああしてこうしてどうなった―という話をもっぱらにして、それを私がどう思うのか、ということについてはいつも保留してきたように思います―というか、事実を語ったり追求することを通して、私のスタンスを表明したつもりになっているんです。「バトン」(ウィキペディア)と呼ばれるネット上の一種のゲームは、楽天のブログを始めてから知りました。持ち回りのセルフ・インタビューみたいなもの、と言ったらいいでしょうか。たいてい一つのバトンにいつくもの質問が含まれていて、次々に繰り出される問いに答えていくことになるんですが…「私のことなんて、まあいいじゃないですか…」という、どうにも居心地の悪い―「そんな大人気ないこと言ってる間に、さらっと答えちゃったらいいじゃない。」という声も聞こえてくるんですが…天邪鬼(あまのじゃく)なんですよねぇ人が決めたフォーマットに従うのが面白くないんです(我ながら苦笑い)仕事や役所への届出などは、生真面目にフォーマットを踏襲しようとする面もあるんです…その反動で、ブログぐらい自分の自由にしたいのかもしれません。ちなみに『誕生日事典』には「捻くれ者」とは書かれていないので、誕生日という因子から離れて、この性格こそ私のアイデンティティといえるのかも (誕生日事典といえども、当たるも八卦、当たらぬも八卦?)もう一つ、この事典によると、『ナンバー7に支配される人は変化や旅行を好みます。…(略)…人生のある時期には変化や旅を求めがちですが、蟹座の性格も考慮に入れれば、いずれは安住できる…』んだそうです。今日はちょっと内省してみたので、自分を映す鏡ということで…バリ島バラット国立公園のリゾート、ワカ・ショレア 〔インドネシア〕
January 22, 2008
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さて、旅の「快適」ってなんでしょう。どんな秤や物差しで、「快適」さを量りましょう。^^^^^3年前に冬の寒さから逃げて、赤道に近いほうへと飛んだのですが、ベリーズでは真上から落ちてくる陽射の太い束に当てられて、ホテルに引篭ってしまいました。 日光というのは、やや斜めから射し込むくらいで、その有難みを実感できるのかも知れません。コスタリカで、旅行社にプランニングを任せたら、移動はすべて送迎つきで楽なのですが、なにか物足りなく感じました。写真は、コスタリカのコルコバード国立公園に建つロッジです。こうして扉を開け放つと、熱帯雨林の木々の向こうに太平洋が広がっています。 不思議と蚊がいないので、こうして開け放ったまま寝ることもできました。でも開放的なのは外に向かってだけではなくって、トイレの壁の上部が塞がっていないのです。 隣の部屋から、音も臭いも筒抜けです。「気になるなら、ドアを閉めてね。」なんていうようなことをつぶやいたかと思うと、米国人と思しきお父さんはうーんうーんと唸り始めました。残念ながら、トイレのドアの上にも壁がありません。閉めても意味がないのです。次の日に部屋を換えてもらったら、今度はベッドにダニがいるらしく、痒いのでベッドを這いずり出て、ベランダの“すのこ”の上で寝ました。^^^^^ならば、この冬どこか行くなら、どこが「快適」なのか…オランダに留学したことのある友人に、「この時季、欧州ならどこがいい」と尋ねて返ってきた一言、ポルトガルがいい―というわけで(もないんですが)、これから東京に上がるついでにポルトガルの「快適」さについて聞込みしてきます。先週まで、立て込んでいた仕事のために、こちらの更新に時間を割けずいましたが、仕事は既に切りをつけて、ほんとうはもうとっくに再開してたはずなんですが…一度更新の手を休めてみたら、ブログのない日々が「快適」だったもので、ついつい(案の定)怠け癖がついてしまいました。またちょっとお休みします…
January 18, 2008
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これまでしめ飾りは、十四日の夜に境内で焼く(ウィキペディア)までずっと玄関や家の中に掛けたままにしてました。 が、今の世では、七日の朝に七草粥を食べたら、松が取れるのだそう。野菜庫を開けると、七草(ウィキペディア)の芹すらありません…菜っ葉といえば、ほうれん草、小松菜、雪菜(故郷に残したい食材)―ある物で間に合わせました。しかも粥ではなくて、焼きソバにして…写真は手前の松と、向こうの島で、松島…の朝日も昇りきりました。
January 7, 2008
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初日の出を見物した人たちは、みな展望台を降りていきました。人がいなくなったら、急に寒さが込み上げてきます。デジカメのボタンが小さいので、手袋を外して操作していたもんで手が凍えてます。 手を摩りながら、寒い寒い―とニ~三度飛び跳ねます。 ずっと日の出ばかり見入っていたので、ちょっと広く眺め渡してみました。空はまだ、ほのかに日の出の紅色を残しています。
January 6, 2008
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元旦の松島湾、6時56分…一片の光を放った後、初日(はつひ)またすぐ雲に隠れてしまいました。その雲を見て、わ…っと誰かが声を上げたように思います。それから更に1分、ようやく太陽が、その丸い姿を見せました...6時59分…瞬く間に、また厚い雲の陰へと吸い込まれてゆきます。
January 5, 2008
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元旦、6時53分…「ほら、あそこから日が出るよ。」お母さんが娘たちを促します。小さな展望台は、私のほかに台湾やフィンランドの留学生、老夫婦、そして親子連れ、…十人ぐらいで一杯になりました。「こういうのも、きれいね。」山の端に掛かった雲の縁が、朝日に紅く光っています。 そして、6時55分…上空に覆い被さる厚い雲のてっぺんまで、雲の縁に沿って朝日の色を映しています。
January 4, 2008
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元旦、6時27分…日の出まであと23分ほどという頃、汽笛を鳴らして船が出港しました。松島湾を挟んで向こう側には奥松島の半島が横たわっていてこの展望台からだと、水平線から昇る朝日は拝めません。あの船に乗れば、海のかなたに初日の出を眺望できるのですね。船の右舷には、かつて三本だった…煙突が見えています。
January 3, 2008
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元旦の松島湾、6時です。朝日は写真の左端から昇るはずですが、日の出まであと50分ほど待たなければなりません。上と同じ写真の海と空の境を、下に切り出してみました...
January 2, 2008
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2004年5月 ミルプール地区、ダカ 〔バングラデシュ〕早く灯りが戻ってこないかなぁ―バングラデシュでも電力の消費は増えていますが、発電や供給のインフラ整備が追いつかず、よく停電になります。この時もバチンと電気が落ちてから、なかなか復旧しません。30分ぐらい待ったところでバチバチ…蛍光灯のスターターが音を立てて、子供たちが灯りのほうを見つめます。でも蛍光灯に灯が点りかけたところで、またプシュンと電気は消えてしまいました。 このもどかしさが、この国そのものかも―^^^^^このくらい…小学生ぐらいの女の子の多くが、こんなふうに頭を丸めています。こうしておくほうが、年頃になって長く伸ばし始めたときに、より良い髪になる―とか、そんな話を聞いたような気もします。^^^^^さて、ここはエクマットラ(EKMATTRA)という、ストリートチルドレンを保護する施設です。エクマットラの創設者は、なんと日本人の若者―渡辺大樹くんは単身バングラデシュに渡り、現地の学生たちと一緒にこの施設の運営を始めました...NGOエクマットラ訪問(イーココロ!)渡辺大樹さん(イーココロ!)彼の行動力とバイタリティには、頭が下がります。年の一番最初の日に、彼のことを思い出してみることにしました。ちなみに左下手前は、私を大樹くんに引き合わせてくれたコーサクくんの頭部です~
January 1, 2008
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