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さて、6歳の娘から20歳の娘への贈り物です。
封筒から 振るとカタカタと聞こえたもの、それはカセットテープです。
・・・再生するものが無い。
ようやく古い古いカセット付きCDプレーヤーを納戸から引っ張り出し再生しました。
「私の名前は・・・」と小さな女の子の声が聞こえてきます。
「これ、私?」 娘が驚いた顔をして私に尋ねます。
「こんな声だったかな~? でも子供らしい可愛い声じゃない ! 」 と、私。
「そうだね・・・今は低い声で (笑) 」 娘のテープは続きます。
(6歳の娘)「わたしの すきなたべものは みかんです! 」
(20歳の娘)「みかん(笑)・・・今は・・・お肉。美味しいお肉~」
(6歳の娘)「おおきくなったら くっきーやさんに なりたいです」
(20歳の娘)「クッキー・・・なぜクッキー?その時、クッキーが好きだったのかな」
20歳になったあなたへと・・・先生の言葉が続きます。
あなたはどんな大人になったのでしょう?
何をしているのでしょう?
今、どんな夢をもっていますか?
好きな人はできましたか?
先生は想像すると、とても楽しい気持ちです。
聞き終わると、娘は便箋と封筒を持ってきた。
「先生たちはもう結婚して保育園にはいないかも、でも手紙をかくよ」
娘は手紙を書き始めた。
自分が今何をして何を目指しているのか。
そして20歳のお祝いの日に、贈り物をしていただいた先生たちへ感謝の気持ちを。
「保育園のポストに入れてくるよ」 と、コートとマフラーをして雨の中出て行った。
届いた封筒の中には、6歳の娘の手形があった。自画像も描かれていた。
「ちっちゃい手だね」 と、娘が手形に並べたポーズが可愛くて、撮らせてもらった。
明日、大学に戻る。
「明後日、試験なんだよ・・・」 と娘の悲壮なつぶやきが聞こえた。



