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2006.07.17
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カテゴリ: 歴史
柴田勝家を倒しひとつ平和の訪れた羽柴家では論功行賞の時が来た。

山内一豊は大きな損失として後藤吉兵衛を失ったが彼を失ってまで得たものが伊勢亀山城一番乗りの功績である。期待して城に向かったが、功をたたえられたのは賤ヶ岳七本槍の七名といつもの三人組の一豊以外。二人組みは万石の大名に。しかし一豊だけ3800石。世に出たての七本槍は3000石。羽柴家最古参の一豊が3800石。福島市松正則はなんと5000石。それに比べて一豊は3800石・・・

一豊は大いに不満を感じた。自分より若手で良い働きをする連中が重用されると思いここを離れ徳川家にいこうと思ったり、浪人になって畑を耕す生活を考えたりする。千代もそれに賛同する。これは実は本心であったかもしれない。功名に取り付かれるだけが人生ではない。もっと他にもあるはずだと思っているからである。そして千代は一豊の寝顔を見てみる凡庸で才気がないとつくづく思う。千代は運命を切り開こうとしない人間に何の魅力も感じない。悠々自適な風月を楽しむ生活を送る男だけは許せない。そこで教育しなおす方法を考えた。

それで千代は一豊を出家させることに。ここからは原作との違いを説明します。

まず僧の登場シーン
原作 たまたまこの翌日は一豊の父の命日だった。それでお精進を作っていた。そこにたまたま托鉢に来た僧(笑厳)がいていろいろと悩みを聞いてもらうと笑厳は千代に一豊を寺に連れてくるように言う。

テレビ テレビはというと千代は一豊に対する不満を母の法秀尼に伝える。そして法秀尼が一豊の精神を正すために足を運ぶ。

僧とのやり取り
原作・テレビ まず頭をそる準備からはじめる。一豊はあわて「法話を聞かせ願いたい」というが頭をそるのにそんなものはいらぬ、というと一豊は先に自分の話をさせてくれという。そして、一豊はいろいろ話すが僧は愚痴という。愚弄するつもりか!とキレた一豊は必死に愚痴じゃないと訴えた。そして僧は「出家まで決断されたならもう一段階上の解脱をすすめよう」といった。一豊は何のことかうかがった。


テレビ さきに面白みにかけるテレビから。法秀尼は一豊に父が自害した刀を差し出す。それで自刃しろと迫る。子供に死を迫る母などいるかと必死に応戦。しかし自分の過ちを悟った一豊は出家などせず現実と戦うといった。かなーり略して終了。

原作 「どんな?」とたずねた一豊に対し笑厳は「首を刎ねて進ぜよう」一豊「ま、ま・・・、まて」笑厳「いや、引導を渡す」と一豊と取っ組み合いになる。笑厳は左手で一豊のくびの輪を攻め、右手で一豊の脇差を抜き「覚悟せい」と刀を首元につきつけた。そして暴れる一豊は笑厳の手をかんで逃げようとしたら笑厳は「やむをえん。殺すわ」と。「殺すな・・・」とわめく一豊ののどを脇差でちくちくと刺し首から血が噴出した。「動くと脇差がのどをつらぬくぞ」と脅迫し「この程度でよく3500石ももらえたものだ」と愚弄する。一豊は負けを認めた。

笑厳「一豊、浮世の火宅から逃げるために坊主になろうとしたな。中国では、敗走し50歩で踏みとどまるも100歩で踏みとどまるも敗走は敗走である。ここで命を仕舞えばどうじゃ?」
一豊「いのちだけは・・・」
笑厳「かんべんしてやりたいがそれでは理にかなわぬ。浮世から逃げ出したいというのはどうなったのじゃ?」
一豊「逃げたい」
笑厳「ならば逃がしてやろう」といい脇差をさらに強く首元に当てる。

そして一豊が「逃げぬ!わしは浮世に踏みとどまる。浮世とは生きて戦うしか仕方のないところじゃ!」

笑厳「わかったか。それが悟りというものじゃ。われがわが身の主人になれ。禅には随所に主となれという言葉がある。」

一豊はわかったというと笑厳を蹴り飛ばし上にのりかかって笑厳の首を絞めた。そして頭を蹴り飛ばし脱出した。随所に主となれを実行したわけだ。


まぁなんといいますか原作のほうが明らかに迫力があった。そして笑厳の演技とはいえ一豊に完全に死が迫っていた方が面白かったと思う。テレビではそこまでできないし千代がでしゃばってくるし「浮世と戦う」ってのは一豊のセリフだろ!それに法秀尼なんぞでは笑厳のような恐怖感がなかった。そして上川隆也の大地の子の時のようなあの必死の演技力が見れると期待していただけにあの程度では全くもって論外だ!!!脚本しだいではもっと面白いはずだっただけに非常に残念でした。でも原作を面白さを先に知っておいて良かったとおもった。






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Last updated  2006.07.17 22:15:26
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