2002年05月07日
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テーマ: 夢(384)
カテゴリ: カテゴリ未分類
【哀れみの夢】

日記の中に幾度か出てきている,倒産時の「夢」の事だが,
(最近の日記4/23)にも書いている.
私は,倒産間近の時に命の掛かった借金を抱えて毎日のように,
何日,何時,何所で死ぬかの夢を嫌というほどに見せられた.
それは長男の一歳の誕生日に知人のビルの六階から夕方過ぎて
暗くなったばかりの八時頃の出来事の夢だった.

(4/23の日記より)
私は知人のビルの屋上に立ち強い風に打たれている.

アスファルトは異様に黒光りして近くに浮いで見えた.
私は靴をそろえて脱ぎ,父が死ぬ直前まで苦しみを与えた
事を悔やみ(現実の世界では父は今も元気にしている.).
「〇〇〇君,今日のお誕生日で一歳・・・もっと抱いて
やりたかった」と呟き時計を見て,(何故かPM8.00)
私が屋上で身を乗り出すところで何時も目が覚めていた.
この「夢」には続き(終止符)がある.
私は夢の中で飛び降りた.
ビルから足が離れる瞬間にビデオの早送りのように
過去が「アッ」という間に映って消えた.
あまりにも短い映像で自分の人生の短さと味わいの無い

そして「シマッタ~~」との声にならない喘ぎと共に
空にもがき,アスファルトに背中から叩きつけられた.
背中がアスファルトに張り付くように痛かった.
自分の頭から流れる血がアスファルトを染めていくのが
連想され,汚い衣服の醜い自分が見えた.

足は太股から振るえが止まらなかった.
「もう少しで死ぬのかナァー」と思い空を仰ぐ,
万遍の星空に一つ一つの星が何かを主張しながら
神々しく輝いていた.
生涯を十分にまっとうした多く人々の輝きにも見えた.
私は,このビテオの早送りの映像の中で一つの忘れていた
記憶を思い出させられた.
それは高校を卒業後に東京の専門学校に入学し東京で
生活をして,直ぐに中退して,地元に戻り仕事に就き
悩みの中で,読んだ本「20歳の原点シリーズ」,
「エセーニンの詩集」(どちらの作者も自殺している)そして
聖書に出会い「愛」に救われたことだった.
そこで夢から覚めて背中を気にして見ても全然痛くない,
かえって清々しい目覚めだった.
その日に,もう借りるだけ借り「絶対貸さない」と
言っていた夢にも出てきたビルの持ち主の知人の所に
倒産の報告に行くと,その命の掛かった借金を思いがけずに
肩代わりして頂き仕事までも世話してくれた.
教会に出会い通うようになり暫らくのことだった.
その後,関わる者夫々が行き詰っていた会社は無くなり,
思いがけずに夫々が希望の職に就けた.
その時,私は主の御手に救い止められていると感じた.
主の温かい温もり在る「愛」を感じた.
今はまた,主の「愛」はその前も間も常に私達を救って
いたと思えている.
私は思っている.
聖書の出会いと教会との出会いのあり方の中で主は私に
何かご計画を持っていらっしゃったのだと,主の示される
ビジョンがおありになるのだと.

「主の御名を呼び求める者は,だれでも救われる.」
(ローマ人への手紙10-13)





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最終更新日  2002年05月08日 22時17分10秒
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