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2010.12.27
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カテゴリ: 四季をたのしむ
は~っ、気づいたらもう年の瀬ですね。

12月が始まってから、本当にあっと言う間でした。

息子は既に冬休みに入っております。

毎日、「も~いくつね~ると、おしょうがつ」

と、ドでかい声で歌っております。



今年の師走は、いつもと多少違う気分で過ごしてきた気がします。

理由は「アドベント」。

日本語では降臨節と言うらしい。

クリスマス前の4週間のことです。





息子の通う幼稚園ではクリスマス4週前の日曜日に

アドベントの行事が催されました。

リンゴの芯をくりぬいてロウソクをさした「りんごロウソク」に

火をもらうという儀式です。



いつになく神妙な表情の子どもたちが、

火を灯していく風景は、

未来を照らす光を象徴するかのように見えて

感動的でした。



それから私たちは、家で、毎週日曜日にロウソクを一本ずつ増やして

4週目には4本のロウソクを揃えたのでした。



と、ここまで書くと、私がこれまでもクリスマスという行事に



「いや、ぜんぜん」



実は10数年前に日本に戻ってきてから

クリスマスを祝ったことがありませんでした。



そして、今も日本における「クリスマスを祝う」という風潮には

多少の違和感を感じている私。





○クリスマスというのは元々冬至の行事であった

○イエスの誕生というのは、暗い闇(=冬)の中にさした「光」を象徴する

というのを聞いて、なるほどな~と思いました。



そして、クリスマスの日を賑やかに祝うというよりも、

その日を静かに待つ期間が大切なのだという

息子の幼稚園の先生のお話を聞いて、

ふたたび、納得。



つまり、(私の理解では)

日本のお正月と同じようなものなのかな、と。



その感覚は、イギリスに住んでいたときに感じていたのとまったく同じなのです。

(イギリスでのクリスマス、毎年、私は

「これって、日本のお正月だな」と、思っていた。)



・・と、前置きが長くなりましたが、

そういう訳で、今年は「アドベント」の4週間の

「待つ」という行為を大切に過ごしてみました。



毎日、アドベントティーというものを飲み

(1日から24日のあいだ毎日違うハーブティを飲む。

これが、どれを飲んでもおいしく、

毎日、楽しみにして飲んでいたのでした。)

毎週末、増やしたロウソクの光で食事をしました。



季節のテーブルにも、毎週、飾りを少しずつ増やしていきました。

101224_0827~0001.jpg



完成したテーブルの真ん中には、

息子が幼稚園で毎日少しずつ作った

生誕の様子を表すクリッペを置きました。



クリスマスの当日は、特別なことはせずに、

4本のロウソクに火を灯し、

静かに夕飯を食べました。



クリスマスプレゼントはしませんでした。

今までもしてこなかったのですが

今年は幼稚園に入ったし、どうしようかな~と

1ヶ月くらい前から悩みましたが、

この時期だからこそ、物質ではなく、

目に見えない恵みを体験して欲しいなという気持ちから

プレゼントはあえてやめました。



これからずっと、そうするのか、どうかはわかりませんが

今年はこんな感じで師走を過ごしてきました。



クリスマスツリーも、パーティもありませんでしたが

慌ただしいなか、心の奥に静けさがある毎日。

ロウソクの暖かいともしびが、

私たちの心のなかにも灯ったのかな~と思います。



灯ったロウソクの火を消さないように

新しい年も大切に過ごしていきたいです。



これからお正月までの忙しい日々。

みなさんお元気でお過ごしくださいね。





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最終更新日  2010.12.28 00:53:38
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