◆◇黒衣の貴婦人の徒然日記◇◆

やっと入手しまして今日聞くことができました。（←ちなみに先日買ったのはこのCDではないです笑）

トライアングル・ラブ・バトル　～くされ縁の法則～


原作は大好きな 吉原理恵子 さん。

ただ、吉原さんの学園ものというか 一人称 の小説っていうのが、 三人称 に比べて私は 軽い文章 に感じてしまうんですよ。
吉原さんの 重くてどろどろした話 が好きな私としましては一人称作品はちょっとなぁ･････と敬遠してたんです。


でも中村春菊さんの「ロマンチカ」シリーズを読むために毎号買うようになった雑誌『Tres Tres』
これに「トライアングル・ラブ・バトル」の漫画が載ってたんですよね。


で、漫画を読んでみたらやっぱり 面白かった(笑）
しょせん好きな作家さんの本だからね。


早速原作を読もうかと思ったんですが、時期を外してしたのでなかなか本屋で見当たらないんですよ。
そうこうしている間に某だらけで2巻にあたる 「熱情のバランス」 のCDを先に見つけちゃったんですよね(笑）


順番は逆になったけど、漫画で一応一巻のあらすじみたいなのは押さえたからむしろこちらの方が続きを先に読めた感じでよかったと思いました。




さて、前置きが長くなりましたが、この 「トライアングル・ラブ・バトル」

くされ縁の法則～トライアングル・ラブ・バトル～



超美形・超傲岸不遜な「オレさま」翼、
天然ボケ・天然好青年な「王子サマ」龍平。
校内で常に注目・憧れの的の二人がご執心する、幼馴染みの一般生徒、哲史。
二人の愛と執着を一身に受ける哲史をねたみ、翼の親衛隊が哲史に敵意を剥きだしに････。


◆CAST◆
杉本哲史/鈴村健一
蓮城翼/遊佐浩二
市村龍平/野島健児
鷹司慎吾/千葉進歩
藤堂崇也/神奈延年



最初はどっちとのペアなのかよく分からず見てたんですが、 翼と哲史 でした。
でもかなり龍平も哲史に執着あるようです。
幼馴染みなんでインプリンティングなところもあるのかな？(笑）



お話は吉原さんなので学園物と言っても奥が深い。

表面上だけ見てたら哲史は翼の弁当係とかっていうポジションなんですが、実は注目の的である彼らを支配しているのは（←っていうとちょっと語弊があるんだけど。本人はそう思ってないからね）一般人の哲史だった。


脚本も吉原さん自身が書いてらっしゃるのですごく分かりやすいし、何より説明的な台詞の挿入が上手いから話の展開に邪魔にならないんですよね。
これは吉原さんのほかの作品にも言えることで、いつもさすがだなと思ってしまう。

モノローグが上手いんだな。



声優さんたちはさすがの面々ですので言うことはありません（＾＾）


最初に思った印象だと私的には哲史は鈴健さんではなかったんですが、やっぱりうまいからOK！！（わはは）


翼の遊佐さんは高校生としては怖い･･････(笑）
でも渋いお声がすごく魅力的でした。


私の一番のツボだったのは龍平のノジケンさん（＾＾）
ぽわ～っとした天然さがよく出てて、怒った時との落差がすごくメリハリの効いた役になってたと思います。


先輩連中の鷹司の千葉さんと藤堂の神奈さんは狂言回し的な役割でしたがナイスコンビ♪

この二人ってやっぱデキてるのかしら？
まだ原作は1巻しか見てないから私は知らないんですが、かなり匂わせた親密な感じですよね（＾＾）



お話がしっかりしてるから聞き終わったあとに 「なるほど！」 と思わせる何かが吉原さんの作品にはありますね。
これももちろん例外でなく。


「子供（ガキ）の領分シリーズ」には手を出してないんですが、これも絶対やばそう。いろんな意味で（わはは）

進むべきかとどまるべきか･････。
う～ん。吉原さんなだけに悩みます（＞＜）