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シックスマンとしての覚悟-----------!!
第3Q開始!!
試合は洛山ペースで進んでいく。
圧倒的力でもって、ねじ伏せられていく誠凛。
だからこそ、その不安を振り払うための声出し。
諦めなければ、かすかな可能性にかけられるかもしれない。
だが・・・紫原や青峰は、誠凛が勝つ可能性はないというのだ。
相手が----------赤司だから。
彼はどんな可能性も潰して勝利する男だから。
そして彼がその可能性として挙げた選手は火神と日向。
だから火神は自分がつくという赤司。
日向は実渕が。
実渕が日向を潰すために使ったのは------【天】を囮にした【地】のシュート。
それでファールを取られてしまった日向。
だが、本当は当たっていないのだ。
これからって時になんで?
出鼻をくじかれた形になり、一瞬頭に血が登ってしまった日向。
思わず審判に俺は当たってないと訴え自爆。
なんと4つ目のファールを取られてしまったのだ!!
なんという愚行。
誰もがこの行為に対し落胆を隠せない。
そしてもうダメだという絶望感っを感じる。
会場に現れた緑間たち秀徳の選手。
それでも・・・。
「彼を責める事などできないのだよ。
それほど勝ちたかったのだよ」
そんな言葉が緑間から出るなんてって、驚く高尾に笑い(≧▽≦)
海常もまた誠凛びいきでここまで試合を見てきたのだが・・・ここまでかと思う。
最後の希望は火神だけ。
だが、彼のマークは赤司。
ゾーンに入れたら-----!!
思わずそう縋ってしまう火神。
だが、それではゾーンに入れない事は分かっているのだ。
そこを容赦なく攻めてくる赤司。
簡単にカットされてしまうボール。
かすかな希望の光すら消えてしまった----------。
誠凛はもう立ち上がれない。
TOで、ベンチでうなだれる誠凛選手。
何か答えは出たか?
赤司に問われ、答えられなかった帝光中最後の日。
それでももう逃げないと決めたのだ。
じっと両手を見つめていた黒子の腕に・・・涙が落ちる。
「嫌だ。
勝ちたい。
僕は勝ちたい!!
無理でも、不可能でも。
みんなと、日本一になりたい--------!!」
明確な策があるわけでもない。
それでも涙を拭った黒子は、リコに直談判し、またコートに戻ったのだった・・・。
消えない希望。
かすかな光。
元祖トリックスターの登場に沸く会場。
どういうつもりなのかと困惑する洛山側。
まだ勝算があるのか?
楽観的にもほどがあると告げる赤司。
黒子はそんな事は考えていない。
「勝ちたいから戦う。
それだけです。
結果がどうであろうと、僕は逃げません!!」
そう断言する強い瞳をした黒子。
黒子の言葉に再び奮起した誠凛選手。
ここから勝つなど至難の業。
でも、1年が上を向いているのに、2年がしょぼくれている場合ではないのだ。
諦めるには早い。
勝つんだ!!
皆にその思いが蘇る。
スクリーンをかけ、実渕を止める黒子。
うまい。
そして黒子がマークについたのは------黛!!
止める気満々の強い目をした黒子に対抗心を抱いた黛は、あっという間に彼を抜き去る。
だが、そこでシュートを火神に止められてしまう。
奪ったボールは誠凛側が決めた。
黛VS黒子
だが、結果は何度やっても同じ。
今度は火神のヘルプもない。
だから黛は悠々とシュートを決められた。
だがそれは・・・全部の攻撃を止める事が出来ないから、それなら一番外しそうな黛に打たせるまでの事という策なのか。
これは黛にとっては屈辱的な行為。
だったら思う増分やるだけ。
「お前じゃオレに勝てねぇよ」
黒子にそう宣言する黛。
だが、黒子に言わせれば、以前高尾に言われた『同族嫌悪』という言葉がぴったりなのだ。
「幻のシックスマンという呼び名。
悪いんですが、まだ譲る気はありません!!」
そう言った途端、黛の視界から消えた黒子。
そして、ボールがカットされたのだ!!
一体黒子はどこから?
何をした?
茫然となる洛山。
まさか影の薄さが戻ったのか?
バニシングドライブを使う気か?
立ちはだかる葉山だったが、黒子はパスを送っただけ。
火神のシュートが決まる。
拳を合わせる光と影。
そう。
黒子は『上書き』したのだ。
自分より黛が目立つように------!!
そうすればもともと小さかった黒子の光はかすんでいく。
同じ性能を持ち、スペックが高い新型が掘らされた墓穴なのだ。
黒子が機能すれば俄然誠凛の攻撃力が増す。
だが、それだけでは赤司を倒す事は出来ないのだ。
彼にはエンペラーアイがあるから。
だが、そんな赤司の前に立ちはだかったのは-------火神。
「黒子、つくづくお前はすげぇよ」
黒子があそこで立ち上がっていなければ火神も諦めていたかもしれない。
こんな突破口、考えられなかった。
だからもう絶対に灯は消さない!!
「勝負だ!!赤司-------!!」
火神が再びゾーンに入る!!
そして、自ら赤司から距離を取った火神。
それでは赤司をフリーにするだけではないのか?
否。
今の火神はゾーンがいつもより深くなり、その距離でも赤司の動きに対応できるというのだ!!
赤司が攻めあぐねている。
だが、洛山の攻撃はそれだけではない。
それに、狙いがわかればもう黒子との勝負で抜く事をしなければいいのだ。
影の薄さの上書きをさせなければいいのだから!!
黛に渡ったボール。
黒子がマークにつく。
だが、その時。
黒子は大きな隙を作り、黛を抜かせるように誘導したのだ。
黛は罠と分かっていたのに、咄嗟に体が動いてしまい、黒子を抜いてしまったのだ!!
影に徹するという事。
それは言葉で言うほど簡単ではない。
選手としての本能を、強い理性で抑えなければならないのだから。
黛が黒子には性能で勝っても、絶対に勝てないものがある。
そう解説する黄瀬。
「それは、シックスマンとしてのキャリアと、チームのために戦う意思。
影である覚悟の重さ--------!」
希望が出てきた。
光と影の力で!!
おおおおお!!
バックに流れる賢章先生の歌がまたいいね。
よくこんなこと考えたよ。
上書きってスゴイよな。
そしてついに黒子の上書きが完了。
勢い取り戻して来た~~~♪
やっぱ誠凛が活気ないと重くて仕方ないもんね。
でも、リードしたこの場面で洛山側がTO
黛は交代だろうと皆が思ったけど・・・。
黛が使えなくなった途端、悪態つきまくりの根武谷たち。
分かりやすい態度。
誠凛サイドは疲労回復に努めるだけ。
そんな中、日向だけが歯がゆい思いで皆に申し訳ない思いを抱えていた。
「思いつめすぎだ、だぁほ」
そう言って、日向の言葉を取ったのは、木吉。
まだ終わったわけではない。
4ファールはただのピンチなだけ。
必ず日向の3が必要になるのは分かってるから。
すると小金井が 「楽しんでこ~ぜ♪」
って、木吉の言葉をパクった!!
わはは!!
このやり取り好きだ~(≧▽≦)
一瞬和んだね。
まだまだ点差はあるのに、もう重い雰囲気がないんだもん。
それだけで全然気持ちが違う。
TO明け、コートには黛の姿が!!
何故?
彼もミスディレクション・オーバーフローが使えるのか?
否。
彼はミスディレクションしか習得していないので無理な話。
デメリットしかない彼を何故試合に出すのか?
黛の成長のため?
だが赤司は「洛山の勝利のため」だと言った。
期待していると肩を叩いたその真相は-----------視線を集めやすくなった存在を利用しただけ。
火神の視線誘導をした赤司。
一方的にパスを通す道具として利用しているだけなのだ!!
なんという非情さ。
勝利のための捨て駒。
それでも役立つならという事か。
流石というか徹底してるよ、赤司。
黒子の影としての覚悟を再確認させられた展開。
選手だったら誰だって自分でシュートを打ったり、抜きたいと思うよね。
それを抑えて・・・っていうのは本当生半可な事で出来るものではない。
分かりやすくて明確。
改めてスゴイ子なんだって思えたエピソードだったわ。
エンドカードはそんな影二人!!
おおおお!!
これもなかなかいい雰囲気じゃんね~(≧▽≦)
差し替えエンディングは今回は冬で、陽泉。
なんかすっごくあったかい図だよね~♪
ふふふ。
一緒にあったまろう!!
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