そもそも、『リベレーション・ミュージック・オーケストラ』(1969年)に所収の自作曲「ソング・フォー・チェ(Song for Ché,チェ・ゲバラに捧げる曲)」をめぐってキューバ音楽との接触が最初で、そこからキューバ音楽に惹かれるようになったと言う。その後、1986~87年頃にゴンサロ・ルバルカバ(1963年キューバ出身のジャズ・ピアニスト)に出会い、90年代には何度も一緒に演奏することになり、共演はその後も続いた。そうした経緯の中、一緒にボレロを演らないか、とチャーリー・ヘイデンが持ちかけ、やり取りはあったものの、最終的に時間がかかってしまって(ヘイデンいわく“ミュージシャンも忙しいから”)、2000年夏にようやくそのレコーディングがなされたというもの。
2. Noche de ronda (Night of Wandering) 3. Nocturnal 4. Moonlight (Claro de Luna) 5. Yo sin ti (Me Without You) 6. No te empeñes más (Don't Try Anymore) 7. Transparence 8. El ciego (The Blind) 9. Nightfall 10. Tres palabras (Three Words) 11. Contigo en la distancia (With You in the Distance)
[パーソネル、録音]
Gonzalo Rubalcaba (p) Ignacio Berroa (ds) David Sánchez (ts, 1., 4., 7., 11.) Joe Lovano (ts, 6., 10.) Pat Metheny (g, 2.)