音楽日記 ~ロックやジャズの名盤・名曲の紹介とその他の独り言~

音楽日記 ~ロックやジャズの名盤・名曲の紹介とその他の独り言~

2017年10月21日
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テーマ: THE 80's(49)
英米ともに売れたヒット作


 ポール・ヤング(Paul Young)は1956年生まれでロンドン近郊の町出身のイギリス人シンガー。1970年代からいくつかのグループでの活動を重ね、1980年代に入ってからソロ・デビューした。ファースト作『何も言わないで』でヨーロッパではすでに人気を得ていたが、米国でもヒットし広く知られるようになったのが、1985年発表の本作『ザ・シークレット・オブ・アソシエーション(The Secret of Association)』だった。

 いわゆるブルー・アイド・ソウル系のシンガーとして人気を博したわけだけれど、いまあらためてアルバムを聴いてみると、半分は当時の評判通りに“歌の上手さ”が際立っていて、残り半分は“時代の寵児的”な雰囲気を感じないでもない。とか何とか言いながら、数日前に突然、「エヴリタイム・ユー・ゴー・アウェイ」が頭をよぎり、結果、このアルバムを聴きたくなって、この記事を書いているのだけれど(笑)。

 やはり注目は、シングルとして全米No.1のヒットとなった上記の2.「エヴリタイム・ユー・ゴー・アウェイ」。ホール&オーツのカバーで元々は彼らの1980年リリースのアルバムに収録されたナンバーである。その一方で、同じくカバー曲で聴き逃せない裏の注目曲が、5.「哀しみのソルジャー」。こちらはトム・ウェイツの曲で、本盤の少し前の1983年の作品( 過去記事 )に収められており、いいカバーを残すにはアンテナを張ることの大事さがあるのかな、と思わされたりする。最後に、これら2曲も聴き逃せないけれど、同じかそれ以上にお気に入りの別のナンバーが本盤には収録されている。6.「心の道標(エヴリシング・マスト・チェンジ)」というのがそのナンバーで、上記2.に先立ってシングルでもリリースされている(ただし全米では59位どまりだった)。筆者は確か当時、ラジオでのライヴのオンエアでこの曲を最初に聴いたのだけれど、これが妙によくて(かすかな記憶によれば、本盤のスタジオ録音よりもよかったような気がする)、以来、お気に入り曲となった。

 全体を通して聴くと確かにその時代の盤であることは否めないが、上記のように、突然聴きたくなっては今でも引っ張り出してくることになる盤の一つだったりする。


[収録曲]

1. Bite the Hand That Feeds
2. Everytime You Go Away

4. Standing on the Edge
5. Soldier's Things
6. Everything Must Change
7. Tomb of Memories
8. One Step Forward
9. Hot Fun
10. This Means Anything
11. I Was in Chains
12. Man in the Iron Mask

1985年リリース。




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Last updated  2017年10月21日 07時46分23秒
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