今度は1970年代にさかのぼり、アメリカン・ロック界のボス、ブルース・スプリングスティーンの若き日のナンバーです。彼率いるバンドと言えば、E・ストリート・バンドですが、このバンドの現行メンバーの原型が整うのは1975年の『明日なき暴走』からです。この頃の参加ミュージシャンとしては、ドラムがヴィニ・ロペスだったり、ピアノがデヴィッド・サンシャスだったりするのが特徴で、ジャズ的要素をうまく織り交ぜながら完成した名盤が『青春の叫び(The Wild, the Innocent & the E Street Shuffle)』でした。
このアルバムから今回取り上げるのは、「7月4日のアズベリー・パーク(4th of July, Asbury Park (Sandy))」という曲です。まずはアルバム所収のスタジオでのバージョンをどうぞ。