第2作の『イースト・ウェスト』の後、ブルース・ロックの礎を支えたマイクブルームフィールドがバンドを去る。エルヴィン・ビショップは引き続きギタリストとして残ったものの、彼もまた第4作の『イン・マイ・オウン・ドリーム』を最後にバンドを去っていく。その一方で、バターフィールドはホーンの導入に積極的だった。第3作の『ピッグボーイ・クラブショー』から参加したデヴィッド・サンボーンの存在感は次第に大きくなり、他の管楽器奏者とともに重要な役割を果たした。この路線の一つの完成形の提示となったのが、5作目の本盤『キープ・オン・ムーヴィング(Keep On Moving)』だったと言えるのではないか。
3. Morning Sunrise 4. Losing Hand 5. Walking by Myself 6. Except You 7. Love Disease 8. Where Did My Baby Go 9. All in a Day 10. So Far So Good 11. Buddy's Advice 12. Keep on Moving