音楽日記 ~ロックやジャズの名盤・名曲の紹介とその他の独り言~

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2018年05月21日
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カテゴリ: 動画紹介
隠れた鬼才の密かな名曲選(その4)


 リトル・スティーヴン(Little Steven)曲選を続けます。今回は、1989年のアルバム 『レヴォリューション』 から、「レナード・ペルティエ(Leonard Peltier)」というナンバーを取り上げてみます。

 この曲の表題となっているのは、アメリカ合衆国の歴史の暗部と言ってもいい経緯をたどった人物の名前です。彼は、アメリカ先住民の血を引く民族運動家で、アメリカインディアン運動に加わって1960年代から権利回復の活動を展開しましたが、1972年のデモ行進の目的地ビルの占拠の際に非番の白人警官から暴行され、抵抗したことから拘束されて殺人罪で起訴・有罪判決を受けました。1975年には保留地に入り込んで銃撃戦を繰り広げたFBI捜査官を殺害した容疑者の一人として指名手配され、翌年、カナダで拘束された後、アメリカで裁判にかけられ、今も刑務所に入れられています。アメリカ連邦政府が20世紀後半にすら多数の先住民を虐待・虐殺していたことがその背景にあったわけで、アムネスティ・インターナショナルは彼の無条件即時解放を声明として出しています。

 何だか前置きが長くなりましたが、とりあえずは曲をお聴きください。以下の冒頭部分は、同じアルバムの別の曲(「ホエア・ドゥ・ウィ・ゴー・フロム・ヒア」)、それに続いて「レナード・ぺルティア」です。





 ライヴの映像もと思い、探してみたところ、他の曲と連なった形で最近(2017年)のものを見かけました。リトル・スティーヴンは今年で68歳になる年齢ですが、もちろん活発にライヴ等の活動を続けています。「ソリダリティ」、「レナード・ペルティエ」そして先に取り上げた「アイ・アム・ア・パトリオット」のライヴ映像です(本曲のみ聴きたい方は、5分辺りからご覧ください)。






[収録アルバム]

Revolution (1989年)




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Last updated  2018年05月21日 08時55分09秒
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