熟女シンガー2人の共演がどの程度リスナー受けするのかと懐疑的に見ていたのだけれど、派手なプロモーションにつられて筆者も購入してしまった(笑)。アルバムの内容はというと、年齢を感じさせない(とはいえ歌唱力は若い頃よりもはるかに進化している)勢いのある演奏と歌唱である。目玉といえそうなのは、シングルにもなった1.「マス・ブエナ」と2.「クアンド・ウン・オンブレ・テ・エナモラ(男があなたを愛するとき)」。いずれもメキシカン・ポップの王道を行くような曲調と2人の熱いヴォーカルが印象的。他には過去のヒット曲を織り込んだり、4.「サティスフェチャ」では、ローリング・ストーンズの「サティスファクション((I Can't Get No) Satisfaction)」をスペイン語カバーしたりしている。