ドゥービー・ブラザーズ(The Doobie Brothers)というバンドの最高の時期と言えば、セカンド作『トゥールーズ・ストリート』(1972年)から、彼らの代表盤とされる『キャプテン・アンド・ミー』(1973年)を経て、『ドゥ―ビー天国』(1974年)に至るころと筆者は確信している。しかし、上記の時期を支えた中心メンバーのトム・ジョンストンは、健康を害してバンドから離脱していく。1975年にはツアーから抜け、1976年の第6作では復帰したものの、1曲だけの提供となった。それに続く本盤『運命の掟(Livin' On The Fault Line)』は、ジョンストンの名がクレジットされた最後のアルバムとなった(曲も準備していたらしいが、最終的にはそれらは含まれなかった)。
1. You're Made That Way 2. Echoes of Love 3. Little Darling (I Need You) 4. You Belong to Me 5. Livin' on the Fault Line 6. Nothin' But a Heartache 7. Chinatown 8. There's a Light 9. Need a Lady 10. Larry the Logger Two-Step