音楽日記 ~ロックやジャズの名盤・名曲の紹介とその他の独り言~

音楽日記 ~ロックやジャズの名盤・名曲の紹介とその他の独り言~

2019年08月14日
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安定感のあるスペイン女性ヴォーカリストのヒット作


 アマイア・モンテロ(もしくはアマイア・モンテーロ、Amaia Montero)は、スペイン・バスク地方出身の女性シンガーソングライター。1976年生まれの彼女は、ラ・オレハ・デ・バン・ゴッ(La Oreja de Van Gogh, スペイン語で“ヴァン・ゴッホの耳”)のヴォーカリストとして1996年から2007年まで活躍し、その後はソロ・アーティストとしての活動を展開している。

 本盤『ナシードス・パラ・クレエール(Nacidos para creer)』は、2017年から2018年にかけてロンドンとマドリードで録音され、2018年に発表されたソロ第4作。出身国であるスペインのほかメキシコ、アルゼンチン、チリ、ペルー、コロンビアなど世界10か国でチャート1位を記録した。彼女のソロ作を全部聴いているわけではないのだけれど、安定感のあるヴォーカルで、表現力も豊かでなかなか気に入っている。

 本盤に収められた楽曲は、適度にポップで適度にメロウ。並べられた曲の構成も聴き手を飽きさせないつくりになっている。一押しは、2.「ミ・ブエノス・アイレス(私のブエノスアイレス)」で、いわば“熱唱系”のナンバー。その対極にありそうなのが、軽快なポップ・ナンバーで、4. 「アベ・フェニックス(不死鳥)」 あたりがその代表例と言えそう。アルバムを通して、この両極の間で様々な曲調やアレンジの曲が散りばめられていて、起伏に富んでいる。

 上記の2曲のほかに個人的な好みをあと少し挙げておきたい。表題曲の1. 「ナシードス・パラ・クレエール(信じるために生まれてきた)」 、3. 「レボルシオン(革命)」 、10.「ラ・エンレダデーラ(ヒルガオ)」の3曲が、筆者的には特におすすめだったりする。現在のスペイン・ポップスの洗練度を示すと同時に、アマイア自身のソロ・アーティストとしての成熟度も示す好盤と言えるように思う。


[収録曲]

Nacidos para creer
2. Mi Buenos Aires
3. Revolución
4. Ave Fénix
5. Vistas al mar
6. Por ti
7. La boca del lobo
8. Final feliz
9. Me equivoqué
10. La enredadera

2018年リリース。




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【輸入盤】Nacidos Para Creer [ Amaia Montero ]



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Last updated  2019年12月17日 05時31分29秒
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