音楽日記 ~ロックやジャズの名盤・名曲の紹介とその他の独り言~

音楽日記 ~ロックやジャズの名盤・名曲の紹介とその他の独り言~

2020年05月06日
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テーマ: 洋楽(3388)
“残った3人”が作り上げたヒット作


 デュラン・デュラン(Duran Duran)は、1980年代前半にシーンに登場し、“ニュー・ロマンティック”と呼ばれる流れやMTVの交流に乗って一躍スターダムにのし上がったイギリスのバンドである。1980年代半ばには複数のメンバーがかかわるサイド・プロジェクト(パワー・ステーションおよびアーケイディア)も展開するが、5人編成だったバンドは、ロジャー・テイラーとアンディ・テイラーが脱退することになる。そして、残った3人―サイモン・ル・ボン、ニック・ローズ、ジョン・テイラー―が作り上げた(厳密には数曲でアンディ・テイラーも参加した)アルバムが、1986年リリースの『ノトーリアス(Notorious)』だった。

 アルバムは、全米12位、全英16位のセールスを上げ、2曲のヒット・シングルも生み出すことになった。個人的にもよく聴いたアルバムで、1980年代前半のヒット・アルバム(『リオ』や『セブン・アンド・ザ・ラグド・タイガー』)以上に、妙な愛着のあるアルバムだったりする。

 いくつか収録曲を挙げてみたい。表題曲の1. 「ノトーリアス」 と3.「スキン・トレード」が上記の2つのシングル・カットされたヒット・ナンバー。前者は、静けさの中のコーラスから始まるのが妙に印象的で、後者はファルセットのヴォーカルが特徴的だが、いずれも個性的なナンバーに仕上がっている。他に注目したいナンバーとしては、まずは、2.「アメリカン・サイエンス」。ヴォーカルとメロディラインに思わず引き込まれる不思議な魅力を持ったナンバーである。4.「ア・マター・オブ・フィーリング」もサビが頭から離れないナンバーだったりする。前半に注目曲が集中してしまうのだけれど、これは筆者が当時にA面を聴いた回数が圧倒的に多かったからなのかもしれない。ともあれ、メンバー脱退の危機を乗り越えたデュラン・デュランはこの後も活動を続けていくことになった。その意味では、一つの転機となった作品だったと言えるのかもしれない。


[収録曲]

1. Notorious
2. American Science

4. A Matter of Feeling
5. Hold Me
6. Vertigo (Do the Demolition)
7. So Misled
8. Meet El Presidente
9. Winter Marches On
10. Proposition

1986年リリース。




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Last updated  2020年05月06日 10時04分54秒
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