プラジャ・リンボ(Playa Limbo)は、メキシコのポップ・グループで、ジャズ的な要素なんかも取り込んで、洒落たサウンドを展開する4人組である。2003年、メキシコ第2の都市グアダラハラにおいて、アンヘル・バイジョ(ベース)とホルヘ・コラレス(キーボード)が合流し、テ・デ・ティラ(T’ de Tila)に参加していたマリア・レオン(María León, ヴォーカル)が加わって形成された。メジャー・デビューを飾ったのは2007年である。
これまでのところ、このバンドの最高作と言えそうなのが、2012年発表の『エル・トレン・デ・ラ・ビーダ(El tren de la vida)』という盤である。アルバム表題は、スペイン語で“人生の列車”という意味。洗練されたポップ・サウンドとマリア・レオンのコケティッシュな雰囲気のヴォーカルが実にいいバランスで調和している。